検索窓
今日:21 hit、昨日:22 hit、合計:208,408 hit

太宰さんレーダー。 ページ23

国「おい小僧、相川。」

敦くんと話していると腕を組む国木田さんに呼び止めた。

『なんでしょう?』


国「小僧の不運かつ不幸な短い人生に些かの同情がないわけでもない。故に、この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」

そういうと理想と大きく書かれたいつもの手帳からスっと1枚の写真を取り出した。
黒に一部の毛先が白い髪の毛が特徴的な黒外套の少年。かなり色白で儚げなイメージ。

国「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ。」

敦「この人は…?」

太「マフィアだよ。」

首を傾げる私と敦くんの間からいつもの作ったような笑顔が飛び出す。
敦くんは純粋に驚いたようだが、私としては体内の太宰さんレーダーが反応していたのでそこまで驚きはしなかった。私の体内の全てが喜びだすのだ。
しかし太宰さんにそこまで近付かれると心臓が持たない。

太「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね。Aちゃんもまだ知らないんだっけ?」

『いえ、存じております。資料に載っていたのを軽く見ただけですが。』

何、知っていたのか。という顔を国木田さんは見せる。以前国木田さんに資料を渡されたのですよ。


国「港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗だ。」

名は芥川。マフィア自体が黒社会の暗部のさらに影のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えない。

敦「何故、危険なのですか?」

国「そいつが能力者だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん。


俺でも、奴と戦うのは御免だ。」

国木田さんも嫌がるほどの異能力…。



…少し気になります。

太宰さんは天の啓示待ち。→←太宰さんのだめぇ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。