太宰さんレーダー。 ページ23
国「おい小僧、相川。」
敦くんと話していると腕を組む国木田さんに呼び止めた。
『なんでしょう?』
国「小僧の不運かつ不幸な短い人生に些かの同情がないわけでもない。故に、この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」
そういうと理想と大きく書かれたいつもの手帳からスっと1枚の写真を取り出した。
黒に一部の毛先が白い髪の毛が特徴的な黒外套の少年。かなり色白で儚げなイメージ。
国「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ。」
敦「この人は…?」
太「マフィアだよ。」
首を傾げる私と敦くんの間からいつもの作ったような笑顔が飛び出す。
敦くんは純粋に驚いたようだが、私としては体内の太宰さんレーダーが反応していたのでそこまで驚きはしなかった。私の体内の全てが喜びだすのだ。
しかし太宰さんにそこまで近付かれると心臓が持たない。
太「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね。Aちゃんもまだ知らないんだっけ?」
『いえ、存じております。資料に載っていたのを軽く見ただけですが。』
何、知っていたのか。という顔を国木田さんは見せる。以前国木田さんに資料を渡されたのですよ。
国「港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗だ。」
名は芥川。マフィア自体が黒社会の暗部のさらに影のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えない。
敦「何故、危険なのですか?」
国「そいつが能力者だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん。
俺でも、奴と戦うのは御免だ。」
国木田さんも嫌がるほどの異能力…。
…少し気になります。
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麗(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時