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太宰さんのお世辞。 ページ16

再び席につき、私も話に参加する。
敦くんはコト、とお茶の入った湯のみを置くと、少し考える素振りを見せる。



敦「谷崎さんと妹さんは…学生?」

谷「おっ。中った、凄い」

ナ「どうしてお分かりに?」

敦「ナオミさんは制服から見たまんま、谷崎さんのほうも…齢が近そうだし勘で。」


敦くんは洞察力が高いのかな。

太「やるねぇ。じゃあ国木田君は?」

国「止せ、俺の前職などどうでも」


顎に手を当ててうーんと唸る敦くんは少々可愛い。

敦「…お役人さん?」

『惜しい…』

太「彼は元学校教諭だよ、数学の先生。」

国木田さんは若いのに学校の先生なんてとても素晴らしい方です。私には無理な事です…。
思い出したくもない、と国木田さんは言うけれど、何を恥じることがあるのでしょうか。


太「Aちゃんは?」



名前を出され、少しドキドキと胸が大きめの音を立てる。チラっと太宰さんに目をやると、パチリと目が合う。
その瞬間、ニコリと笑いかけられるものだから、慌てて手元にあったティーカップに手をかける。



敦「うーん…モデルさん…とかですか?」



『ほぇ!?』


敦「美人さんですし、お顔小さいですし、女性にしては背も高めですよね。」




そんなこと言われるなんて…敦くんはお世辞が上手なようです。
でも身長に関しては、169糎という「高身長」の部類な訳で、学生時代は弄りの対象であったこともあり好きではなく、コンプレックスの一つ。
高身長はどれだけ高さのない靴を履いたとしても変わらないので、逆に高さのある靴を履いて「これ私の身長ではなくて、ヒールのせいですよ」感を出しているのです。むしろ底の凹んでいる物で、逆シークレットをしているのである。


太「たしかにその通り美人さんだけど、違う。」

………え?

太宰さんとこの気持ち。→←太宰さんの独歩吟客。



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時

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