激推ししてます、太宰さん！

太宰さんの独歩吟客。 ページ15

探偵社の下にある喫茶店、うずまきにて。



谷｢すンませんでしたッ！｣

大きく音を立てて手をついて頭を下げる潤くん。潤くんのいい人さがにじみ出る。

潤くんと敦くんが話すのを国木田さんはお茶を飲んで、太宰さんはニコニコとしながら聞く。私は敦くんの隣に座って、国木田さん越しに太宰さんをじっくり見る。
＿＿はー太宰さんの笑顔。

太｢国木田君も気障に決まってたしねぇ。
『独歩吟客』！｣


＿＿んんんんありがとうございますっ



国｢ばっ……違う！あれは事前の手筈通りにやっただけで｣

『あー太宰さんしんどい…』

ほんの小さな声でポソリと呟いた。

太｢ん？私？大丈夫？心中する？｣

『え、いいんですか？』




…ん？


『え、あ、いや、違くて！いや、違わないんですけど、う、あ、憚りお借りしてきますね！！！！』

太｢ふふ、いってらっしゃ〜い｣


ヒラヒラと手を振る太宰さん素敵。
今日はかなり本音がボロボロと出てしまっていますね…。こりゃまずい…。
皆さんの元に戻るの気まず過ぎます…。
でもあんまり長いといらない心配をおかけしてしまうかも…。戻りましょう。

『ただいまです。なんです？この雰囲気。』

太｢前職を中てるゲームだよ｣

『なるほど』

太宰さんのお世辞。→←入社試験と太宰さん。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す