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鬼さん四十五人 ページ48

[A兄ちゃんが死神様だったんだ……。]

[銀時達には秘密だ…俺はただお日さん取り戻しに来ただけなんでね。]

銀時が鳳仙とやり始めたか……流石夜王、銀時が勝つ確率は高いがそれまで銀時が持つかどうかだ。

[さぁ、ここに居ちゃ危ない…出るぞ晴太日輪姐さん。]

[で、でも銀さんが……!!]

[……銀時…でもな晴太、俺の弟はあれしきでくたばる様な奴じゃねぇよ…本当に危ねぇ時は俺が入る…安心しな。]

[銀さん置いて行けないよ!]

[チッ……。]

晴太を日輪姐さんの元へ放り銀時の元へ。

[おい、起きろよ銀時…悪ぃが回復は出来ねぇぞ……出来るのは…ここ迄だ。]

深い傷を塞ぎ出血を抑える…苛立ちが勝ち力の制御が効かない。

[今度は童が相手か…。]

[てめぇより何百年も生きてらァ!!]

鳳仙を殴り飛ばす…凄まじい音と共に消える鳳仙。

[強けりゃ良いってもんじゃねぇ……ただ血の疼くままに生きりゃ良いってもんじゃねぇ…何も知らねぇお前に好き勝手言われたくねぇよ。]

[晴太、離しな…]

日輪姐さんを抱え逃げようとする晴太。

[ならば背負ってもらおうかの…ここに居る皆を…貴様の母親四十九人、優しい息子を持って幸せじゃぁわっちは。]

[月詠!!]

[月詠のお嬢…。]

[貴様!何の真似だ!この儂にこの夜王に謀反を起こそうと言うのか!]

いつの間に戻って来たのか鳳仙が叫ぶ。

[わっちらは知らぬ、悪い客に引っかかっただけじゃ…太陽を打ち上げてやるなど大ボラをふく物語を聞かされた…皆その話に騙された口でのォ、ほらあそこで伸びておる奴じゃ。]

月詠のお嬢が投げたクナイを止めた銀時…。

[やっとお目覚めか…全く。]

[勝っても負けても地獄って訳だ…。]

全員が鳳仙に刃を向ける。

斬り掛かるが何度も立ち上がり立ち向かう。

[行けェエエ工!!!銀時ィ!!!]


[まさか一度は我らに消された残り火を……。]

ズダァアン!!

[うるせぇよ…鎖だ?そんなん知らねぇな、何度消されようと……何度だって付けてやらァ。]

鳳仙を木刀で殴り飛ばす。

[そんな鎖断ち切ってやらァ!!]

行け、行け晴太!!吉原にこの闇の巣窟に!太陽を見せてくれ!!

[[お前何ぞに俺達の火は消せやしねェ!]]

地響きがして太陽の明かりが指す。

[この光は消せやしねぇ…。]

[この光は!この光はまさか!!]

鳳仙は倒れ念願の太陽の元へでた。

[……おい、童…。]

[何だ。]

[お前は…白銀の死神か?]

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作者名:shell | 作成日時:2019年3月19日 18時

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