鬼の子と言われた兄弟は何処へ行く？ (ページ33)

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鬼さん三十一人ページ33

［三万円！？良いなぁー！銀さんも欲しいなぁ。］

［あﾞ？］

睨みを効かせれば黙る銀時。

［馬鹿か……はぁ……ほらよ。］
銀時には四万円…まぁ銀時には気が向いた時にしかやらねぇがな。

［ありがとな兄貴ー！！］

［甘やかしては駄目ですよ？］

［平気だろ、基本銀時には気が向いた時にしかやらねぇし……神楽達には毎月やるから、ちゃんと管理して計画的に使えよ？］

［勿論です！有難う御座います。］

［こんなに貰ったの初めてネ！］

［いいえ、喜んで貰えて良かったよ……じゃあ俺は帰るから。］

［久し振りに兄貴の手料理食べたい……銀さん兄貴の手料理が食いたいなぁー！］

俺の腰に巻き付き駄々をこねる銀時……。
重っ……待って腰痛い…。

［ぎ、銀時……腰痛いから離せ。］

［腰が痛い！？何かそれえr(グフォ！！！］

銀時が余計な事を言う前に吹っ飛ばしておく。
銀時？壁に刺さってるよ。

［お邪魔してたし今日は俺が作るよ……新八、台所貸してくれ。］

［はい！何か手伝いましょうか？］

［あーー……じゃあ冷蔵庫の中何がある？］

［あ、何も無いですね……。］

［買いに行こうか……銀時！荷物持ちになってくれよ。］

［兄貴、俺の扱い雑じゃねぇか？］

［気の所為だろ……ついでに甘味買ってやるよ。］

［行く…俺は兄貴の荷物持ちになる。］

チョロい……糖尿になるんじゃないか？此奴。

［銀時…糖尿なったらぶっ飛ばすからな。］

明らかに顔が引き攣る銀時……まさかなってるとかじゃないよな？

［もうなってるわけないよな？］

［そそそそそりゃ勿論……。］

［そうか、なら良い……行こうか新八。］

［はい！］

スーパーに行き色々見ていると銀時がお菓子を持って来た。

［兄貴ーこれ買ってくれー……あ。］

［！……ふ、ｸｸｸｯ…銀時、ちいせぇ時見てぇだぞ？］

顔を真っ赤にさせて俯く銀時……相変わらず子供っぽい事だね。

［ほら、欲しいんだろ？買ってやるよ…。］

［ありがと……//////］

それから色々と買い込み万事屋へ帰り作り始める。

［何作るんですか？］

新八が聞いてきた……ひょっこり覗いているのが可愛い。

［楽しみにしてな、出来てからのお楽しみでな。］

［はい！あの……Aさんは銀さんのお兄さんなんですよね？］

［あぁ、そうだ。］

［銀さんより家庭的で、仕事してて本当にお兄さんなんですよね？］

［あぁ、…銀時だって料理出来るし家事もする。］