8話目ですけど。 ページ10
夢主side
銀時｢…なるほどね。｣
あの後とりあえず移動しようということになり、現在はファミレスにいる。
私は泣き止み、銀さんにワケを話した。
勝手にパフェを頼み、もぐもぐと食べながら私の話を聞いてくれた。
勝手に頼まれたパフェを怒る気にもなれない。
どうせその勝手に頼まれたパフェは私が払うんだ。
銀時｢いや怒る気もないってそれ怒ってるよね｣
『怒ってないです、てかなに心の声聞いてるんですかちょっと死んでこいよ』
銀時｢怒ってるじゃん！！？｣
カランッとスプーンと容器が当たる音がする。
食べ終わったようだ。
銀時｢で、諦めたいんだっけ？｣
『ええ、まあ…、そういうことになり…ますかね…。』
銀さんの赤い目がこちらを見つめる。
見透かされている気がしてきて視線を窓の方へそらす。
『あ……』
そこには沖田隊長と神楽ちゃんの後ろ姿。
遠いのか少し小さく見えるが、女の子の髪色とチャイナ服を見る限り神楽ちゃんで間違いない。
となると隣にいるのは沖田隊長だ。
やっぱりお似合いなんだよな…。
銀時｢……あのさ、｣
涙腺が緩んでいるのかまた泣きそうになったところをぐっと堪え、銀さんに目を合わせる
銀時｢別に、諦めなくていいんじゃないの？｣
『い、え、私は応援…を、』
私の言葉に被せて銀さんが口を開く
銀時｢諦めきれねぇんだろ？なら好きでいいんじゃないの、無理に応援しようとしなくても。｣
それは私が誰かに言って欲しかった言葉であり、
聞きたくなかった言葉。
本当は諦めたくない
本当は応援だってしたいと言えば嘘になる。
本当は隣に並びたい。
本当はデートだって沖田隊長と行きたい。
諦めなくてもいいんだよって誰かに言って欲しかった。
君にもチャンスはあるよって。
でも好きな人の恋は応援したかった。
好きな人には幸せになって欲しかった。
自分の想いはねじ伏せなければって。
どうせ叶わぬ恋なんだからって。
私が伝えてしまえばきっと沖田隊長は困る。
そこらの女なら軽くあしらうかもしれない。
しかし私は部下。
そのあとの粛清や討ち入りに影響が出るかもしれない。
最悪の場合は真選組から降ろされる。
そんなことを考えればまだ私1人の想いに蓋をした方がまし。
矛盾してる。
恋をやめたくないけどやめたい。
諦めたいけど諦めたくない。
『……私は、どうすればいいんでしょう』
銀時｢…さあ？｣
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ミウラ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月27日 21時) (
レス) id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
情報屋ｻﾝ(プロフ) - ひにゃたこさん» それなら良かったです！w (2019年8月15日 1時) (レス) id: a42eb54e68 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - 情報屋ｻﾝさん» そりゃ、もう、すっかり元気百倍アソパソマs((((((すみません。でも、元気でたのは確かです（*'‐'*)♪ (2019年8月15日 1時) (レス) id: 2190e9e698 (このIDを非表示/違反報告)
情報屋ｻﾝ(プロフ) - ひにゃたこさん» 禁断症状はやみましたでしょうか…ありがとうございます読者様大好きです (2019年8月13日 20時) (レス) id: a42eb54e68 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - あﾞ?！こ、ここ、更新さ、さされているだとぅ？！有り難うございます………大好きです……(涙腺決壊) (2019年8月13日 20時) (レス) id: 2190e9e698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：情報屋ｻﾝ | 作成日時：2019年4月29日 23時
