【銀魂】いやそんなこと知ってますけど。【沖田総悟】

9話目ですけど。 ページ11

夢主side



さあ？って、そりゃそうか。


私にも分からないのに銀さんが分かるはずない。


私の気持ちは私しか知らないんだし。


『…出ますか。』


銀時｢だな｣


案の定私がお金を払う羽目になった。


まあ今回は許してあげようと思う。


外へ出ると先程まで晴れてた癖に曇り始めていた


別に曇りや雨が嫌いなわけじゃないけど。


『次どこ行きますか』


銀時｢あー…無難に公園とか？｣


『いいですけどお金かからないとこ選んでます？』


銀時｢全然そんなことないよ、ウン｣


『なんですかその顔』


顔にそうだと書いてあるがスルーしてあげよう。


せっかくのデートだから。


私達は歩きながらしょうもないことをだらだらと話していた


銀時｢てか敬語もなし、俺の事呼び捨てって言ってたと思うんだけど｣


『えーそうでしたっけー私なんの事だか分からないですー』


めちゃくちゃ覚えてるけどね。


呼んでくれないの？と若干Sが入りかけている銀さんを華麗にスルーしながら公園までやってきた


『銀さん』


銀時｢…はい。｣


『なんて提案してくれたんですか』


銀時｢すみません、これは本当にすみません。でもこれ俺悪くないと思っ…すみませんでした｣


なぜ銀さんが謝っているのか。


それは公園についてパッと前を見た時に気づいてしまった、


沖田｢あれ、旦那と朝陽｣


神楽｢ほんとアル。｣


この二人の存在である。


ここを提案した銀さんを悪いとは思っていないが今日は散々。


沖田｢旦那達もここにデートしに来たんですかぃ？｣


沖田隊長と神楽ちゃんがお似合いすぎて私は一言も発せない


口を開けばいらないことまで言いそうだ。


そんな私を悟ってか全て銀さんが受け答えする


でもそのままでは不審に思われるだろう


ポーカーフェイス頑張るか。


頑張れ、私の表情筋。


耐えろ、私の涙腺。


『はい、ここにデー((銀時｢いや？｣…は。』


銀時｢休憩だよ休憩。今から俺と朝陽ちゃんはお家デートでーす｣


は？？？？？


私の覚悟を返せ。


『聞いてませんよそんなこと』


銀時｢だって今思いついたもん｣


神楽｢おっさんがもんとか使っても可愛くないアル。むしろきもいネ。｣


救われたのかどうなのかよく分からないが確実に


これは確実に沖田隊長に誤解された。

10話目ですけど。→←8話目ですけど。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す