生きる理由【文豪ストレイドッグス】 (ページ15)

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第十三話ページ15

-Aside-

部屋に戻ると中也さんが椅子に座ったまま寝ていた

すごい。私なら絶対椅子から落ちる

それにしても珍しい…

というか寝てるところなんか見た事ない

すごく疲れてるって事だよね

なんかいつもと違うなあ

あんまりよく見た事なかったから気づかなかったけど___

かっこいい？

いやいやそんなことないはず。。。

だって中也さんだもん

中也さんの目が開き私の目と合う

↓

結構近づいていたために見つめ合う状態に

『ぎゃーーーーーーー‼』

「うっせーな」

中也さんは寝ぼけてたみたいで顔が近かったことに関しては特に何も言わなかった

「悪い。寝てた」

『知ってますよ』

部屋で寝てたことに驚いて叫んだと勘違いしてるみたい

やっぱり天然だ

『珍しいですね』

「最近あんま寝てなくてさ」

『そんな中也さんに良いお知らせです』

「なんだよ？」

『首領から3日間の休暇をいただきました』

「本当か⁉」

『はい。最近頑張ったからだそうです』

「お前もだろ」

『勿論。お褒めを頂きました』

「ちげーよ！お前も休み貰ったんだろう？」

『そっちですか。はい』

「どっか行くか」

『え⁈』

「だからどっか行くかって聞いてんだよ」

『2人で？』

「ああ」

首領に言われたことが現実になりそう

嫌なわけじゃないけど喧嘩しちゃうから

でもあんまり他の場所とか行ったことないから気にはなる

「お前横浜以外あんま出かけたことないだろ？」

私のこと考えてくれてたみたい

『はい。中也さんの奢りならどこでもついて行きますよ』

「しょーがねえな。今回だけだ！二度とないからな！」

『ありがとうございます』

冗談で言ったのに…

でも、少しだけ甘えさせてもらおう