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ふざけたタイトルはいらない ページ6

ハンゾー「な、なんだ!」

少し仰け反ってからハンゾーはなかなか良い目をしてこちらを見た。

「男らしく戦え!!!以上だ!!!」

この世の誰よりも偉そうに、そして気高く命令をする。脇のあたりでずっと大人しくしてた拳銃が早くしろと訴えるようにガチャガチャ動いた。本当は私が肩を動かしたから動いたんだけど。

ハンゾー「そこまで言うんなら、俺も本気で行かせてもらう」

ハンゾーはいつになく真剣なオーラを纏って、私に負けないくらい気高く言った。それは私より弱い奴が言う台詞じゃないが、その心意気と本気の目は嫌いじゃない。

これから私とハンゾーは1対1、誰にも何にも干渉されず、ただ目的達成のためだけに持つ力を出しきって戦う。
ここに立ってる彼はもう、絶対勝つからやるとか、負けるからやらないとか、そんなショボい奴ではなくなっている。自分のためだけに100点が欲しい。あれはそんな覚悟の目だ。


今までそこに居て邪魔な奴はみんな殺してきた。きっとわかってもらえないだろうけど、私にとってその行為は朝のコーヒータイムで、日常のヒトコマで、安楽死で、明日を生きるためにすることだった。でも彼らと出会って考えが少し変わった。…まぁ、少しだけどね。
けれど、私がどんな考えを持っていようと人はいつか死ぬ。

試験官「それでは…始め!!」

試験官の声は、案外遠くで聞こえた。

Never, never, never, never→←物申す!



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作者名:ナツメ | 作成日時:2018年11月19日 18時

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