三番星 ページ1
ネテロ「なぜハンターになりたいのかな?」
「資格が欲しいんだ、持ってると便利だろう」
ネテロ「ほう。ではおぬし以外の8人の中で一番注目してるのは?」
「やっぱ
ネテロ「ほほ〜それは何故?」
「強いのに目立ってないもの。ま、ヒソカみたいな目をひく派手なのがいるからかもしれないけど」
ネテロ「なるほど。では最後の質問じゃ。8人の中で一番戦いたくないのは?」
「
クラピカとの話も無事に終わったところで一服する暇もなく、面談トップバッターである私は爺さんが投げかける質問を作業のようにバットで打ち返していた。
それにしても、面談中だって言うのに眠そうな顔してるな。半分天国に逝っちまってるんじゃないだろうな。
ネテロ「うむ、ご苦労じゃった。さがってよいぞよ」
「はーい」
思ったよりあっけなかったな。なんて思いつつさっさと部屋を出ると、廊下の壁にヒソカがもたれかかっていた。後ろ手で扉を閉め、ニコニコこっちに手を振ってるピエロの方に歩み寄る。
「早く来て自分の番を待ってるなんて見た目のわりには優秀だね♦」
ヒソカの口調を真似して言うと、鬱陶しそうに笑顔を歪ませて私を見下ろした。
ヒソカ「君はなかなか来ないから2回も呼ばれていたよね♥」
「うるさいなぁ、レディーには色々都合ってもんがあるんだよ。そんなこともわかんないような坊やはさっさとそこ退きな。しっしっ」
手であっち行け、と払うとタイミング良くヒソカを呼ぶアナウンスが入り、彼は壁から体を離し、すれ違い様にこう言った。
ヒソカ「君ってほんと生意気♠」
大切な人がいるから、もうヒソカに割く優しさなんて悪いけど残らない。そこまでしてたら流石の私も可笑しくなるってもんだ。
それにしても、彼の語尾につく
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作者名:ナツメ | 作成日時:2018年11月19日 18時