元カノに降格しました【宮侑】 (ページ5)

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角名『ちげーよお前の彼氏のこと、だから俺が気を使って
トーク見られてもいいようにカムフラージュしてやったんだろうが』

その割には事件って言ってましたよ、あなた

『 ⋯まぁ、一応お気遣いありがとうございます
それでなに？事件って侑のことだったの？』

角名『そう、聞く？』

『え、聞かせる為に電話してきたんじゃないの？』

角名『聞きたくないなら別に言わない』

『何だよそれー気になるから言え！』

まあ、どうせ大したことじゃないでしょ

角名『じゃあ言うけど⋯侑、今日違う女と帰ってた』

『 ⋯⋯⋯は？』

いや、そんな訳、また角名の冗談か何かじゃないの⋯？

だって今日は⋯
いや、今日は私も友達と遊んでたから侑のことは分からない

角名『俺も見間違いかと思って見たけど、やっぱり侑だった』

『 ⋯⋯⋯⋯⋯ 』

角名『え、死んだ？』

『 ⋯生きてる、ごめんちょっと今頭混乱してる』

角名『そ、まあ嘘だと思うなら治にでも聞いてみなー』

角名、他人事だと思って呑気すぎじゃん泣くんだけど

『とりあえず寝ます、おやすみなさい』

角名『えっ、ちょ⋯ 』

電話越しから角名の声がまだ聞こえたが、無理矢理に切った

起きたら夢オチとかないかな