好きな子のInstagram見つけた【黒尾鉄朗】 (ページ15)

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夜久「ほらこれ、メロンパン食える？」

「あっ·····いえ！助けて頂いたのにそこまでしてもらって悪いです！」

夜久「もしかしてメロンパン嫌いだった？」

「めっちゃ大好物です·····！」

そう言うと、先輩は豪快に笑いながら
「やっぱ食え」と半ば強引に私にパンを渡してきた

「ありがとうございます·····あの、私2年の白川Aです！」

夜久「 A？どこかで·····あ、俺は3年の夜久衛輔な！」

「夜久さん·····あの、お金をお返ししたいんですけど」

夜久「いいよ、パン代ぐらい！可愛いからサービスってことで！」

夜久さんはそう言うと、またニッと笑った

可愛い·····？誰が·····？わ、私が！！？
急に恥ずかしくなって、熱くなる頬を隠すように下を俯く

夜久「あっ·····ごめん！可愛いって言われ慣れてるかと思った！」

「言われないですね、全然····· 」

夜久「まじ！！？ (やっぱこの子、黒尾の好きな奴だよな·····？ ) 」

「あの、やっぱりお金返します！悪いので！」

ほら、こうやって話してる間も
ゆっくりご飯を食べる時間もなくなちゃってる訳だし

「 300円でもいいですか！？！？」

夜久「困ったな·····お金は要らないんだけど
ていうか300円って、メロンパンそんな高くないし·····
じゃあお釣り渡したいからちょっと一緒について来てくれる？」

「あっ、はい！全然大丈夫です！」

夜久さんの後ろを着いていくと、屋上に辿り着いた