▽サンプルボイス ページ9
▶▷もとより箒で空を飛ぶことが好き。好きこそものの上手なれである。ドリフト走行や箒の上で立ち上がりながら飛ぶこともお手の物。魔法生物には好かれやすい場合と嫌われる場合で大きく分かれる。この間天馬に唾を吐かれた。
サンクトゥス史は何てことなく苦手。時系列の把握が苦手であり、試験前は級友に教えを乞う姿が散見される。
【サンプルボイス】
一人称:俺
二人称:お前、○○くん
「マキシミリアン・グラント。その表情は“グラント”って言やあ──って顔かな? いやいや後輩くん、ここではそういうお家のしがらみやら何やらはナシさ。俺は商談をするためにココに来てるわけじゃないんだ。ま、そうさな……学院生活を俺は謳歌したい、って言えば伝わるかい? ──ん、そう。その顔は分かってくれたみたいだな。物分かりの良い後輩で先輩は嬉しいね」
「空は良いよなあ、こう──高いところから人の営みを眺めてると、さ。ああ──俺が毎日頭の中でぐるぐる考えてる間にも…こうして人は手を動かし、足を動かして何かをすることをやめないんだってさ。自分が馬鹿馬鹿しく感じるよ、なあ、お前もそう思ったりしないか? ……ない? ……うそ」
「ふふん、俺が口先だけの小賢しい奴だとでも思ってたのか? だとしたら、そいつは見直してもらわなきゃ困るよなあ──なんなら俺に惚れちゃってもいいぜ」
「結果は大事、そう、もちろん結果が出なきゃ意味がない。だがな、俺はその過程も大事──って言うと語弊があるか。“そう”なるまでの過程をさ、手を変え品を変え、あれこれ試行錯誤して、そうしているうちに見えるものだってあるだろ? その過程、その道中の姿を見るのも俺は好きだぜ」
「手ェ出すなよ下衆野郎。あれは俺んだぞ。俺が見つけたんだ──爪の皮1枚、髪の毛1本たりとも他に渡すもんかよ」
「運を天に任せる。運も実力のうち、ね……。いんや、その言葉全てが気に入らんわけじゃないのさ、俺は。だがまあ──そうだな、強いて言うなら…祈ること、神に全てを委ねて手を組み合わせること、願うだけで何も行動に移さない奴、そういうのが何より嫌いってだけだよ」
「明日は俺がお紅茶淹れちゃおっかなあ」
「目覚ましに一発。どうだい? 昨日のゲームの続きでもしようか」
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