118話 ページ41
Aside
旭さんの声に、私の体はビクッとなった。
いつもの、優しい先輩の声じゃない。
体育館倉庫の中をそっと覗くと、旭さんの口から次々と怒鳴り声が吐き出される光景があった。
旭「なんで責めない？！俺のせいで負けたんだろうが!!」
違う、違うよ旭さん。
旭「お前がいくら拾ったってスパイクが決まんなきゃ意味ないんだよ!!!」
その視線はノヤに向けられる。
西谷のプレーまで否定する言い方に、澤村さんは「旭!!」と一瞬旭さんの怒りを鎮める。
西「…“意味無い”ってなんですか…｣
点を取れないなら、いくら西谷が拾ったって、何の体もなさない。旭さんが言いたいのは、そういうことだ。
そんな言葉に、ノヤの中の何かが、沸いてしまったように思えた。
西「じゃあ、何で最後トス呼ばなかったんですか。打てる体制でしたよね」
菅「や、やめろよ西谷！俺が旭にばっかりボール集めたから疲れて…」
菅さんが牽制する。
そこで、西谷の堪忍袋の緒に対する決定的な一言を、旭さんが発した。
旭「俺に上げたって、どうせ決めらんねーよ」
ぶつん。
西「打ってみなきゃわかんねえだろうが!!次は決まるかもしれないじゃねーか!!」
バキンッという音。
旭さんが足でモップの持ち手を折ってしまった。
それは正に、今の先輩の心を表しているようで、心がぎゅうっと締め付けられる。
西「俺が繋いだボールを、アンタが勝手に諦めんなよ!!!」
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なまたまご(プロフ) - kururiさん» コメントありがとうございます！そうですね、またイベントがあれば、番外編書いてみたいです！リアルの方は、新学期になったらちょっと忙しくなりますが、春休み中に伊達工戦を終えればいいと思っています。頑張ります！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 4eb1927f69 (このIDを非表示/違反報告)
kururi(プロフ) - 初の番外編更新お疲れ様です。とても楽しかったです^^機会があればまた番外編も書いてください♪本編も楽しいのでリアルに支障がでないように更新頑張ってください! (2019年4月1日 21時) (レス) id: ed675883bc (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 葉月さん» ありがとうございます！受験、頑張ります。私としてもこの作品を早く更新したいです！ (2019年1月6日 18時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いですね！更新楽しみに待ってます！受験応援してます頑張ってください！ (2019年1月5日 12時) (レス) id: 682746b824 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 柚ぽんさん» コメントありがとうございます！無理をしてといっても息抜きになっていたので楽しかったです。ちゃんと自分の進路に決着つけて帰ってきますので、待っていてください！ (2019年1月2日 10時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なまたまご | 作成日時：2018年7月28日 19時
