【ハイキュー！！】及川さんの妹は烏野マネです。3！

【烏野高校男子バレー部の4月1日】その3 ページ39

Aside



「ちょっと待て」



ん？
そろそろネタばらしをしようと思っていたところに、澤村さんがやって来た。
そして、今の私と縁下にアウトローすぎる発言をした。





澤「キス、できんのか？」





……はい？？
え。ちょっとまって？
ナニヲイッテイルノカ、ワカリマセンヨ？
縁下も、硬直している。




澤「だから、付き合ってんならキスくらいできるだろ？」




はっ、まって、その目は…！！
瞳はどす黒いし、顔はめっちゃ笑ってる！！
完全に気づいてるよ…！？
元々こんな嘘で騙されるみんなもあれだったけど、それにいち早く気づいて裏の裏をかいてきたァ！！




澤「できるよな？付き合ってるなら」


菅「だ、大地…！そ、それは見せつけられる俺らが耐えられないんだけど…？」


旭「第一、人前でそんなこと出来るわけがないぜ…！？｣


澤「いいじゃんいいじゃん」


くっそぉ…
ちょっと嘘ついたつもりが、こんなことになろうとは…！！
でも、ここで引き下がる及川Aじゃないよ！



『いいですよ、やりましょう』


澤「ほォ…！」


縁「え？！」



縁下は、ネタばらしをしようと思っていた時にこんなことを私が言うもんだから、誰よりも驚いている。
嘘をつくなら、最後までやり遂げるからね！
ファーストキスだったけど、縁下ならいいや！



私は、縁下にどんどん顔を近づける。
縁下も、顔を真っ赤にしているけど、諦めたのか、目を瞑りながら、やりやすいように私の頭に手を添える。



目をつぶっていてもわかる、周りの人達の声。
さぁ、そろそろ唇が来るかな…？
と思ったその時。





清「休憩時間、終わりだよ｣





ベストタイミングで、体育館に入ってきた清水先輩の声が。
おかげで、私たちはキスをすることを免れた。
みんなにはちゃんと、後でネタばらししたよ。
清水先輩にはあとで2人で猛烈にお礼しときました。

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