▷file.1 ページ1
午前8:00
探偵社のポストにある1通の黒い封筒が届いていた。
『ん?なんだろこれ...』
私はその封筒の側面を見たが送り主は書いておらず“探偵社へ”としか書いていなかった。
受付のお姉さんに軽く挨拶を探偵社の入口のドアを開けた。
『おはようございます』
「あっ、Aちゃんおはよ〜」
「おはようございます!」
「おはよう」
そこには既に出社していた太宰さんと敦君と国木田さんがいた。
『あのすみません、ポストの中にこんなモノが入ってたんですけど...』
「ん?なになに?」
私は先刻の封筒を見せると3人がこちらに来た。
「送り主とか何も書いてないですね...」
「怪しいな...。」
うんうんと悩んでいると太宰さんがこういった。
「開けてみれば?」
『えっ開けます?』
もしこの封筒の中に良からぬものが入っていたら危ないと思ったが
開けなきゃ何も分からないので取り敢えず開けてみることにした。
『じゃ開けますね?』
私はカッターで中身を傷つけないように切って開けた。
すると中から1枚の便箋が出てきた。
「怪しいものでは無いみたい...ですね?」
「書いてある内容にもよるがな。
なんて書いてあるんだ?」
『えっとですね...。
“武装探偵社へ
貴君らをこの館に招待状する。
決して怪しいものではない”
...とのことです。あと住所が書いてありますけど』
うーんと、率直な感想を述べてもいいでしょうか?
「「「『“怪しくない”って言ってるのが1番怪しいんじゃ?』」」」
見事に4人の声が重なる。
しかも便箋にも送り主書いてないし...。
ますます怪しい...。
そして、この便箋に1番重要なものが‘付いている’。
『見てください、この便箋の端っこ。
.........血痕が付いています』
これはただならぬものではないな、と
太宰さんが顎に親指を当てる。
「これは乱歩さんに見せようか」
『そうですね...』
そしてこの怪しい招待状を乱歩さんに見せることになった。
────────────
同じ時刻。
ポートマフィアにもあの招待状が来ていた。
「なんだこの招待状...血痕がついてる」
中原がそういうと「そうですね...」と芥川が言う
「ただならぬものではねぇようだな。
行ってみっか、この館に...」
「?1人で行かれるのですか?」
「馬鹿野郎。手前も行くんだよ」
「...!?」
そのあと首領に許可を貰った
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優曇華 | 作成日時:2017年5月20日 23時