主将と副主将 ページ49
京治のスマホが机に置かれたのは、それから10数分後の事だった。
「お疲れ、副主将」
「うん・・・」
黒尾先輩に聞いた話だと、「もういっその事赤葦が主将やった方が良いと思う」と言う事なので、梟谷の主将さんは随分ヤンチャなんだろう。
「で、梟谷はどんな感じなの?」
「どうって言っても・・・あ、木兎さんがストレート打ち上手くなった」
「前はクロスだけだったの?」
「うん。インターハイでクロス散々止められたんだけど、春高じゃ同じブロック相手にストレート打ち抜いてた」
「へ〜」
梟谷の木兎光太郎って言えば、全国五本指には入るエース。
映像見た限りじゃ、三本指の選手達と全く
質問すると、随分アッサリと答えが返ってきた。
「ああ、あの人メンタルの上下が激しいんだよ。ちょっとした事で上がったり下がったりする」
「で、それを上げるのが京治の役目?」
「・・・」
返事は無いけど、嫌そうな顔はしてたから、図星なんだと思う。
「・・・頑張ってね」
「うん・・・」
京治の疲れ切った表情を見て初めて、音駒の主将が黒尾先輩で良かったと心の底から思った。
462人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時