お風呂と修学旅行 ページ36
夕食を食べ終えたら、今度はお風呂。
女子は私1人しか居ないので、野郎共が先に入る事になった。
お風呂で何やら大騒ぎしている声をBGMに、食器を洗う。
椚ヶ丘はバイト禁止だったけど、悠馬のバイトの手伝いはした事があるから、慣れている。
手早く洗って水滴を拭き、あっという間に終わらせた。
それでも食器の量が凄いので、その頃には殆どの人が出て来ていた。
「Aちゃん、もう入っていいぞ。皆出て来てる」
黒尾先輩にそう言われたのは、お風呂に入る準備がちょうど終わったところだった。
髪と身体を洗い終わって、ゆっくり湯船に浸かる。
1日でこんなに動いたのは高校に入学してから初めてで、予想以上に疲れていたらしい。
思わず、ふーっとため息が漏れた。
そう言えば、前にもこんな事あったっけ。
確か、去年の修学旅行だ。
もうすぐでちょうど1年経つのに、それが信じられないくらい最近の事の様に思い出せる。
楽しかったなぁ。
途中で不良に絡まれたけど、カルマ達が助けに来てくれたし、最後に思いっきり殴れたから、嫌な思い出としては残ってない。
そうそう、その時に有希子ちゃんの意外な事実が明らかになったんだよね。
ゲーム凄い得意だったな・・・よし、今度対戦しよう。
お風呂も凄い大騒ぎだった。
莉桜がセクハラ紛いの事してきてさぁ・・・後でカルマに、「ミカの声
・・・楽しかったなぁ。
「やめやめ!過去は振り返らない、前だけ見てる!」
何処と無くしんみりとした気分を吹き飛ばす様に言って、ザバンと湯舟から出た。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時