プロローグ ページ1
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「さようなら、殺せんせー」
「はい、さようなら」
それが、殺せんせーの最期の言葉だった。
私達の握った手から、光の粒子となって消えていった先生。
みんな泣いていた。
私も泣いた。
殺せんせーは、涙よりも笑顔で見送ってほしいだろうって事は、分かってたけど。
目から溢れ出る雫は止まる事を知らなくて、笑顔になんてなれなかった。
それが、中学最後の1年間での、唯一の後悔。
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あれから1ヶ月経って、私達みんな、高校生になる。
過去に囚われず前を向けているのは、間違いなく、殺せんせーの数々の言葉のおかげ。
だから、
「見ててね、殺せんせー」
雲ひとつない青空に、風で消えてしまう様な声で、そっと呟いた。
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一般人 - うるさいだけで文句つけに行くのは考えにくいかな。せめて、自分の席の周りで騒がれてたとか、誰かが困ってたから助けたとかならまだしも、うるさいからだけの理由はちょっと無理やりすぎる気がします。あくまで個人的に感じただけなので、あまり気にしないでください。 (2019年3月30日 0時) (レス) id: 363d66e5a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2018年8月20日 23時