髪と親友 ページ10
「お邪魔しまーす」
「お、和帝も来たのか。おいお前ら、片付けろー！」
音駒の部屋に入ると、皆お風呂は入り終わっているようで、スマホを見たり話したりしてくつろいでいた。
かなり散らかっていたけど、夜久先輩の声で綺麗になる。
「和帝も風呂上がりか？」
「はい」
「ちゃんと髪乾かせ、風邪引くぞ」
まるで母親かの様にそう言われ、思わず笑ってしまう。
肩に掛けていたタオルで適当に頭を拭いていると、「こらっ！」と夜久先輩が言う。
「そんな適当にやったって乾かねぇだろ。それ貸せ」
それ、と言われたタオルを渡すと、私の後ろに回りこんで、頭を拭いてくれる。
「え、あ、ありがとうございます」
「お前の髪、サラサラだな〜。そういや初日から気になってたんだけど、髪白いのって染めてんのか？」
「はい。私元々、染めてんの？ってくらいの茶髪で、色々言われた事があって。じゃあ本当に染めてやる、って、白にしました」
「発想が荒れてる」
「うるさいです黒尾先輩」
「Aちゃん、最近俺への当たり強くない？」
「うるせぇ黒尾。なんで白にしたんだ？好きだから？」
「親友が、『ミカって白似合うよね』って言ってて。じゃあ白で良っか、って」
「軽！その親友って、男だよな？何、好きなの？」
黒尾先輩が下世話な質問をしてくる。
が、周りの皆も興味津々の視線を向けて来た。
「好きなわけ無いじゃないですか。前も言ったでしょ、初恋もまだだって」
「あ、そういや・・・」
忘れてたのか。
「そもそも、ラブの方の好きじゃないから、胸張って親友って呼んでるんです」
「確かに・・・」
カルマは親友！それ以上でも以下でもない！
「和帝、終わったぞ」
「ありがとうございます！」
夜久先輩、女子力高くないか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 667人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
