久しぶりとコンビニ ページ44
「お、和帝、久しぶり」
「こんにちは、夜久先輩。大会前なのにずっと休んで、すみません」
「気にすんな。烏野の試合も見てきたんだろ？どうだった？」
「変人速攻と普通の速攻の打ち分けしてました。あと、影山君が孤独の王様卒業してましたね」
「孤独の王様？何だそれ」
「影山君、中学時代に“コート上の王様”ってあだ名付けられてたらしいですよ」
「カッコいいな」
「でも本人は、それ言われると怒るらしいです」
「何で？」
「苦い思い出が蘇るから、ですかね？」
「へぇ」
午後から授業を受けていた私は、休んでいたお詫びとして急いで体育館へと向かった。
そこには既に夜久先輩が来ていて、一緒にポールを立ててネットを張る。
続々とやって来て挨拶をしてくれる皆に返しながら、仕事を始めた。
今週末からＩＨ予選という事もあって、私の記憶よりも練習はハードになっていた。
ＩＨの舞台でのゴミ捨て場の決戦は無理だとなっても、全国出場は諦めないらしい。
必死にボールを追いかけている様子があの３回戦と重なって、思わず目を逸らしてしまった。
「Aちゃん」
部活終わり、黒尾先輩に声をかけられた。
「今日も皆で帰るか。校門のとこで待ってるな」
「はい」
待たせるのは嫌なので、早足で更衣室へ向かい、着替える。
けれど私が校門に着いた時には、もう既に皆来ていた。
「お待たせしました」
「大丈夫。じゃあ行くぞー」
ぞろぞろと歩き出す。
こうやって帰るのも久しぶりで、変に緊張してしまった。
「どうする、コンビニ寄ってく？」
「俺パン買いてぇ」
そんな言葉で、コンビニに寄る事が決定した。
宮城とは違って、ローカル商品なんかは売っていない。
そんな東京の夜のコンビニに入ると、よく通る声で挨拶してくるアルバイトらしき店員さんと目が合った。
・・・何でアルバイトって判断出来たかというと、知り合いだったからなんだけど。
「・・・悠馬？」
「・・・え、ミカ？」
目を逸らせずに固まる事、１０秒。
「久しぶり！元気だった？」
「おう。土曜はどうしたんだ？来てなかったけど」
「宮城行ってた」
「へ〜。あの日色々あったんだけど・・・って、もうカルマに聞いた？」
「うん」
２人共笑顔になって、テンポの良い会話を始めた。
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
