火曜日と渚 ページ43
宮城県ＩＨ予選最終日の翌日、火曜日。
疲れてるし、どうせだから今日も学校を休もうと思っていたら、今週末は東京の予選があった。
そんな時に休んで迷惑をかけるのは嫌なので、午後から登校する事にする。
そんな訳で、午前は暇だったので渚に会いに行く事にした。
何であんな無茶をしたんだと、怒る為に。
「渚〜？」
「え、ミカ？学校は？」
「午後から行く。それより、私が言いたい事分かるよね？」
椚ヶ丘で、１番大きな病院。
そこの個室の１つに、渚は入院していた。
私が軽く睨むと、気まずそうに目を逸らす。
「バッカじゃないの？私が襲われる前に自分が、って」
そう。渚が鷹岡と一緒に倒れていた根本的な理由は、私だった。
昨日の夜カルマに聞いたところによると、何でも土曜日の朝、渚が皆と会う為に家を出た直後、鷹岡に会ったらしい。
周りに人が大勢居た為、烏間先生に貰っていたスタンガンも使えず、大人しく話を聞く事になった。
そこで、こう言われたらしい。
『ついて来い』
当然、渚は素直に聞かなかった。
何をされるか分からないし、皆との約束もあるし。
無視して立ち去ろうとしていたところ、耳元で囁かれた。
『お前が来なかったら、次は和帝Aだ』
私が宮城に居た事を知っていたのは、その時カルマだけ。
自分が断れば私が標的になってしまう。
そう思った渚は、大人しく鷹岡について行ったらしい。
着いたのは、イトナと律が渚を発見した、あの屋上。
そこで鷹岡は、また懲りずにリターンマッチを要求してきた。
結果的に渚が勝利したものの、勝負のすぐ後に気絶してしまった。
「あのねぇ、無理しないでって言ったでしょ？私の為にって言われても、嬉しくないから」
「ミカがやられるよりは、僕が行こうかなって思って・・・」
渚は今も、こういうところが変わっていない。
前ほどじゃないけれど、仲間の為となれば平気で危険な事をする。
「もう、こんな事しないでよ」
「・・・うん。分かった」
そう言いつつ、同じ様な状況になったら、また同じ事するんだろうな。
そう思っていても、その言葉を聞いて凄くホッとした。
苦笑いの渚が、何故だか歪んで見えた。
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
