番外編・弟とカルマとＧＷ ４ ページ40
「やった！」
「うわ〜・・・和帝ちゃん格ゲーは弱いのに、レーシングゲーム強いね」
「でしょ〜？お昼ご飯奢ってね」
「はいはい」
見事賭けに勝った私は、ウキウキ気分で次のゲームを物色した。
「何やる？次」
「じゃあ音ゲーで」
「お、私それも得意」
「マジで？」
その場所に移動しようとしたところ、見覚えのある２つの後ろ姿が目に入った。
「げっ・・・」
「？、どうかした？」
ノロノロと、２人の内１人を指差す。
その先を辿ったカルマは、苦笑いをした。
「ああ、弟君」
「何でアイツ、こんな所に・・・」
「そう言えばあの子、名前何て言うの？」
「疾風」
「足速そう」
「バレー部だった筈」
「陸上じゃないんだ。和帝ちゃんと一緒じゃん」
「まあ、２人共親の影響だし。それに私マネージャーだし」
段々と会話が逸れていき、疾風が居る事も忘れて歩いて行ってしまった。
「・・・あれ、A？」
私が気付いた時には、もう遅かった。
カルマがニヤッと笑っている。
私は色の黒い方を無視し、今声をかけてくれた方にだけ目を向けた。
「京治、ゲーセンなんて来るんだ？意外」
「そう？昔から２人の影響でゲーム機には触ってたじゃん」
「そうだけどさ・・・なんか、私達とは全然違う真面目オーラがあるから」
「何だよそれ」
少し笑った京治は、カルマに目を移す。
「Aの彼氏？」
「ううん？友達。赤羽業」
「ど〜も」
カルマとは違い礼儀正しい京治は、ペコっとお辞儀をする。
「じゃあまた。あ、今日おばさんとおじさん出かけるから、ウチで夕飯だって」
「分かった」
京治にだけ手を振って、疾風には目もくれず音ゲーの椅子に座った。
「和帝ちゃん、疾風君に冷たい」
「それはお互い様だし」
見えなくなった疾風に向けて、べっと舌を出した。
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ゆず(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます！出来たら、「マネちゃんは暗殺者」にお知らせとして載せますね。 (2018年11月12日 15時) (
レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» 判りました！出来たら教えて下さい。更新頑張って下さい (2018年11月12日 11時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アカリさん» 了解です、作ってみます！ただ、掛け持ちがいくつかあるので、遅くなってしまうかも・・・。 (2018年11月11日 23時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - ゆずさん» トリップでお願いします！其れで渚が偶々入ったデパートでテロが起こって渚一人で撃退して…みたいな？ (2018年11月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 茉莉愛さん» やってみます！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年10月12日 21時
