マネちゃんは暗殺者 part２

国見とライン ページ18

隅に蹲り、寝ようとしている国見を発見。




「寝るな、起きろ」




言いながら揺さぶると、渋々な感じで顔を上げる。




「何」


「一兄が、スポドリの場所とかは国見に教えて貰えって」


「何で俺？」


「準備終わってるから」




もっと遅く来るんだった、とかブツブツ言いながら、色々教えてくれた。


ラインやってて思ってたけど、基本的に優しいんだ。




「________で、以上。オッケー？」


「ん。ありがと」


「よし、じゃあ俺は寝る」




バスの席について色々話している先輩をスルーして、国見は１番奥の席で寝る体勢。


アイツ強いな。




「A、誰の隣が良い？」


「国見か一兄」




徹の質問に即答して、バスに乗り込む。


国見が隣なので、遠慮なく眠る事が出来た。








「和帝、ラインうるさい」




国見にそう言われたのは、会場の近くまで来た時だった。


スマホを見ると、夥しいくらいの通知が。




殆どがカルマからで、後で良いかとそのまままたポケットに突っ込んだ。






・・・まあ、これが間違いだったんだけど。

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