君がため

前哨戦 ページ32

他に代案も無かったので、結局やる事になってしまった叩いてかぶってジャンケンポン。


それぞれから３人ずつ選手として、１人ずつ審判として選ばれた。




「いけェェ、局長ォ！！」


「死ねェ、副長！！」


「誰だ今死ねっつったの！！ 切腹だコラァ！！」




声援に混じる野次に怒鳴るトシ。


でもどう考えてもあんな事言うの１人しか居ないと思うの。




「えー、勝敗は両陣営代表３人による勝負で決まります」


「審判も公平を期して、両陣営から新八君と俺、山崎が務めさせてもらいす。勝った方は、ここで花見をする権利+(プラス)お妙さん＋Aさんを得るわけです」


「何その勝手なルール！！ あんたら山賊！？ それじゃ僕ら勝っても貰えるのAさんだけじゃないですか！！」


「んだと、それの何が不満だ新八！」


「じゃ君らは＋真選組ソーセージだ！ 屯所の冷蔵庫に入ってた」


「要するにただのソーセージじゃねーか！！ いるかァァァ！！」


「ソーセージだってよ。気張ってこーぜ」


「オウ」


「バカかー！！ お前らバカかー！！」




大変そうだ、新八。


そして銀ちゃんがバカなのは大分前からである。




「それでは１戦目、近藤局長ＶＳお妙さん」

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