【本編小説】この夏は君と。 (ページ45)

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◆船探索 [朝黄沙耶香] ページ45

僕は今ムカムカしてます。うんムカムカしてる。
ほんとに勝てない勝てないよ
ゲームに勝てないの！！0勝4敗だよ...この時間帯強い人いすぎなんだよきっと僕が弱いわけじゃないの！きっと！
そんなこんなで5回戦目
慎重にガードを固めながら攻撃をしかける
僕の使ってるキャラはあんまり体力ないんだよ
たまから攻撃されたらすぐたおれちゃう
だから上手くガードを使わないと...
あっちが回復をしている間に一気に殴る
ここで必殺技を使うボタン連打で一気に終わらせる
すると相手のキャラがぶっ飛んでやっと勝利

｢やったあ！！！勝った...｣

と喜びのガッツポーズを決める
するとさっきから僕の声にビクビクしてるべにいろ
べにいろの手元を見てみるとかわいい絵が
僕は驚いて声が出る

｢ねぇ！これ！べにいろが描いたの？｣

う、うんと戸惑いながらも答えるべにいろ
うますぎるよ！！！とどんどん出てくる褒め言葉を
並べたありがとうと嬉しそうに照れているべにいろは僕よりかわいかった。ぐっと心にくる何かを抑え
携帯を開くもうそろそろ9時まだ出発しないのかな...
いつ出発するかみんなは知ってるかなと思いべにいろに聞いてみる

｢いつ出発するか知ってる？｣

するとべにいろは横に首を振る
そっかと呟き船を眺めるそうだ

｢ねぇねぇべにいろ！！一緒に船の中行ってみない？｣

｢大丈夫なの...？なんか言われたりしないかな...｣

とブツブツ言ってる大丈夫だから！と手をひき船の方へ走り出す近くに行くとやっぱりでかいうん。でかい
船の中は沢山部屋があったそんなに行くのに時間がかかるんだろうか操縦席をドアの外からみると誰もいなかったまだ人は来ていないんだろうかたくさんの疑問が浮かぶするとべにいろが沙耶香ちゃん！見てこっち
と上への階段を指さしてるべにいろが楽しそう行ってみようと上へ上がると海が遠くまで見渡せた

｢｢すごい...｣｣

声が重なる綺麗で思わず声が出た
初めてこの目でみた地平線ほんとに綺麗だ
自然て素晴らしいと改めて思った