# パレット 【 ヒプマイ短編集 】

風景 × Doppo.K ページ4

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シンジュクで1番大きな病院。








「 先生、いますか？ 」








『 神宮寺先生ですね。

今確認して参ります。 』








「 ありがとうございます。 」








あぁ、今日も可愛い。


先生の働く病院の受付のAさん。









『 観音坂さん。 』









あぁ、こんな俺にまで笑顔で話しかけてくださってる…。


女神か、女神なのか。


ありがとうございます。









「 あ、はい。 」








『 神宮寺先生なのですが、今は手が話せないみたいで1時間後にもう一度来て欲しいそうです。 』








「 …あ、そう、なんですね。 」







『 申し訳ありません。 』







「 え、いや、こんな時間に来た俺が悪いんです…。全部、俺のせいなんです…。 」









Aさんに謝らせてしまった。


俺のバカ…。









『 観音坂さん、私これからお昼なんです。

良かったら神宮寺先生を待ってる間ご一緒しませんか？ 』









俺なんかがAさんに謝らせてしまうなんて、俺のせいなのに…。



＿_________＿ え？









『 そんな風に自分のことばかり責めたらダメですよ！

観音坂さんには糖分が足りてないと思います！ 』









『 折角なので私のオススメのカフェ教えてあげますね！ 』









『 美味しんですよ。 』と笑うAさんに、ドキッ 、 と胸が高鳴る。


先生…ありがとうございます。









「 ご迷惑になりませんか。 」









『 …観音坂さんとお話してみたかったって言ったら引いちゃいますか？ 』









あぁ、もう可愛い。


可愛すぎる。









「 引かないです…！

あの、よろしくお願いします。 」









これはまだ、たった最初の1ページ。









(( あぁ、もう、観音坂さん今日もかっこいい。 ))


(( あぁ、Aさん可愛いなぁ。 ))









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