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Wデート age3 ページ13

女子トイレの鏡に,ぼーっとうかない顔の私が映る。昨日から今日にかけて,色んな事がありすぎて・・・・・・ちょっと疲れちゃった。ウワサばっかり大きくなって,肝心の桧山は私とちゃんと話してもくれないし。結衣「・・・・・・桧山って人気なんだな・・・・・・」うちのクラスでは,花日の彼氏になった高尾と同じくらい,女子の支持率が高い事は前から知っていた。でも付き合う事になって,しみじみ実感してしまった。するとそこへ,タイミングよく花日とまりんがあらわれた。まりん「あれ。結衣ちゃん,こんなとこにいたんだ」まりんに言われてビクッとする。花日が鏡越しに私の顔を覗き込んだ。花日「なんか,テンション低い?」花日にずばり見破られて,素直に頷いた。結衣「・・・・・・せっかく桧山と付き合う事になったのに,まともに顔見らんないし,フツーに会話も出来なくなってるし・・・・・・。どうしたらいいか,わかんなくて」まりん「彼氏と仲良くなる方法ね。・・・・・・あー,それは親に相談出来る話じゃないねぇ」しみじみとまりんが言うと,花日が元気に手を挙げた。花日「結衣ちゃん!一緒にデートしよう!」・・・・・・え?花日「私ね,昨日高尾と約束したの。クレープのお礼に,休みの日に外でデートするって。だからその時結衣ちゃんもデートしよ?付き合い始めた記念に!」まりん「Wデートかぁ・・・・・・」なるほどイイね,とまりんが頷いている。でも,えっと。だぶる・・・・・・デート・・・・・・って,何?提案した花日もその言葉を知らなかったみたいで,きょとんとしている。そこでまりんの解説が入った。まりん「Wデートっていうのはね,ダブル・・・・・・つまり二組のカレカノが一緒にデートする事だよ。友達がいれば緊張も和らぐし,カレと自然な流れで恋人っぽくなれるかもしれない。一石二鳥でしょ?」たしかに。私と花日はうんうんと頷いた。花日「私,早速高尾に言ってくるよ!」目を輝かせた花日が,ぐっと拳に力を入れる。結衣「私も・・・・・・桧山を誘ってみる!」はじめてのデート。花日達も一緒なら,きっと楽しくなるはずだもんね。?「頑張りなさいよ?」?「一翔君を誘うんでしょ?」結衣「お姉ちゃん!?」まりん「さつき姉!?」蓮華「驚かせて,ごめんね?」結衣&まりん「それは,大丈夫だけど・・・・・・」さつき「蓮華とトイレに来たら,結衣達がWデートに行くって聞いたから」蓮華「応援しちゃった♪」ねー。と顔を見合わせる姿は凄く可愛かった。特にお姉ちゃんは,クール系だから余計に。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...  
作成日時:2022年10月3日 0時

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