無気力組が好きすぎる

変人が36人 ページ39

夜久side









黒「やっくん何結婚してください、とか言われちゃってんの〜」








にやにやしながら俺の肘をつついてくる黒尾

うざい









夜「うるせえ。あとうぜえ」

黒「うわ、ひっど！」









そんなことをぶつぶつ言いながら元の場所に戻っていく黒尾。
てかお前それだけ言いに来たのかよ

ちゃんと練習しろ

イライラが顔に出てたのか、脇から荒川が声をかけてきた









『夜久さん顔般若みたいになってますよ？大丈夫ですか？』

夜「あ"？誰がちびだって？」

『言ってないです』









もう、と言いながらなんかぶつぶつ言い出す荒川
いや、黒尾と仲良しかよ 何同じくぶつぶつ言ってんだよ

そう思ってると









『…もしかして夜久さん熱あります？』

夜「は？ねえよ」

『…ちょっと失礼しまーーす』

夜「は」









いきなり顔を近づけてきた荒川
無駄に顔が整ってるからドキドキと心臓がなる

…っ

思いっきり目を瞑ると








ｺﾂﾝ








おでこに小さくきた衝撃









夜「………え」

『うーん、熱…はないですね、風邪ですか？』









おでこをくっつけながら荒川は喋るので距離が近い
これ、周りから見たら相当やばいんじゃ…？









岩「おいクソ川！！ボール握り潰してんじゃねえよ！！」


澤「スガ！？いきなりドリンク吹くのやめなさい！？」


灰「黒尾さん自分の胸握りしめて楽しいですか？？」


日「研磨なんで頭打ち付けてんの？！」


木兎「あかーし！！床に突っ伏してどーした？！」


山「ツッキー、メガネかけ直しすぎじゃない？あと手めっちゃ震えてるよ？！」


金「国見、俺の頭叩くのやめろ！！！！」









…言わんこっちゃない、大惨事だ

そんなことも知らず荒川はおでこを離してニコッと笑う









『次具合悪そうだったら強制的に休ませますからね！』









夜「……はい」









俺は大人しくベンチに座った

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