僕らの太陽【4th】

▽ ページ33

「何してんの」

『スンチョリ達の城の別荘作ってんの 』

「別荘ちっか(笑)」

『や、来たからには手伝いなさいよ』





スンチョルが仕方ないなと私の横にしゃがんだ。





「2人でこそこそ何してんのかと思えば、ずいぶん可愛いことしてたんだな」

『違法建築だからね』

「城建てられるほどの富を持つのにか」

「お前達は住めないからね」

「オレたちの別荘なのに！？」

『これ私とジスの住み処だもん』














「なんか旗とか立てたいね」





屋根の作成に取り掛かったところで、ジスが言った。





『いいね！スンチョル探してきて』

「オレかよ」

『だって私とジスは家主だから、建築に携わらなきゃ』

「家建てる家主なんているか」

「いるでしょ」

『いるよね』

「なんかすいません」





『じゃあ私が行くか〜、何持ってきてもいい？』

「おう、任せた。こっちは任せろマブ」

『よし任せたマブ』











海岸を見渡したけどめぼしいものがなく、岩の上にあったミンギュのTシャツを拾って持ってった。

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