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ガウンを来て、セットの場所へ行くと、既に裸でベッドに入り、監督と真剣に打ち合わせをしているあつし君。
監督「流れは、志尊君に伝えたから。まぁ、自由に演じてみて。リアリティ欲しいから、特に演技指導はしないから。」
マジですか…
立ち尽くしていると、
志尊淳「おいで？」
そう言って、手招きされる。
傍によると、座ったまま私を見上げ、ガウンに手がかかる。
A「自分でするからいいよ。」
志尊淳「そう？笑」
後ろを向いて、ガウンを脱ぐ。
はぁ…、シルク。
布の少なさが心許無い…
さっきのお姫様抱っこで運ばれて来たって所と繋がるようにと指示が出され、抱えられた。
A「キャッ！」
志尊淳「可愛い…」
私を抱えたまま、ベッドから少し離れた。
歩いてくる所からスタートなんだね。
ベッドにそっと降ろされた。
私に跨って来たあつし君。
顔が近い、体は…もう既に触れている…。
志尊淳「A…。」
A「…。」
それでも、演技をしなきゃ。
私は微笑むだけ。
すると、キスをされた…。
これから始まる事を予感させる激しいキスだった。
嘘？こんなキス聞いてない！
でも…上手い…。
思わず、私からも首に両手を絡めて、深くキスを求めてしまった…。
しばらくキスを続けたので、2人とも、息が上がっている。
志尊淳「好き。俺のモノになってよ…」
そう言いながら、またキス。
首にも、胸元にもキスが落とされた。
志尊淳「もっと、乱れて、感じて…」
そう言われ、上に乗せられ、またキスをされる。
胸元にも沢山キスをされた気がする。
もう、自分が自分じゃなくなる感覚に落ちていた。
監督「はい！カット！ヤバイ、ヤバイ！もう充分！」
スタッフ「凄いもの見たな…」
スタッフ「さすが…」
カットがかかった瞬間、恥ずかしさが襲う…。
とりあえず、上に乗ってるから、降りなきゃ。
ゴメンねと言って、降りようとしたその時、耳元で、
志尊淳「もっと俺の事知って？それで、俺の彼女になって欲しい。」
A「…やめて。」
そう言って、あつし君から降りると、ガウンを持ったスタッフさんが来てくれた。
スタッフ「お疲れ様ー。流石だねーってみんなで話してたのよー。ドキドキしちゃった！」
A「私は恥ずかしいです…」
志尊淳「俺は、どんな風に撮れてるか、編集がどんな風になるのか楽しみです。」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2018年11月8日 12時
