男装少女は音駒の１年セッターで、あの人の双子です！

１４話 ページ15

Aside


『うわぁ………！でかくね!?』


芝山「音駒(うち)とあんまり変わんないと思うけど………」


僕達音駒は今、烏野総合運動公園に来ている。


とうとう来たのだ。


烏野との試合の日が。



？「集合!!!」


『あっちの主将カッコいいな………』


黒尾「なんか言ったか、A」

『イエナニモ』


威圧がスゲーよ、黒尾さん。




ズラリと横に整列する。

俺の真ん前に来たのは、金髪のノッポ君。


背ぇ、デカっ！



「お願いしアス!!」

「しアース!!!」


『お前、背ぇデカイな』

？「君が小さすぎるだけデショ」

『ああ!?』

？「すぐキレるとこうちの単細胞とそっくり」

『はぁ!?

ドイツか知んねーけど、一緒にすんなよ!!』

？「ホントにそっくり(笑)」


バカにしてるなコイツ。


『まぁ、いいや。

僕は１年の立川A。よろしくな』

？「１年の月島蛍。

あんまりよろしくしたくないけどよろしく」

『蹴るぞ？』

？「ツッキー！」

月島「うるさい山口」

山口「ごめん、ツッキー。

その人誰？マネージャーさん？」


『お前も相当失礼だな。選手だよ！』


山口「ごめんごめん。

俺、１年の山口忠。君は？」

『１年の立川A。

よろしくな、山口、ツッキー島』

月島「は？ツッキー島ってなに？」

『えっ、だってツッキーだろ？

ツッキーって呼ぶの、なんか嫌だったから、島つけた』

月島「バカなの？」

『お前さっきから俺をいじめ過ぎじゃね？』



山本「ヘイヘイヘイ

うちのセッターに何の用ですか」

孤爪「ちょっと………」



『うわぁ、虎さんが人脅してる。

(超・似合ってるな………)』


？「そっちこそウチの１年に何の用ですかコラ」


月島、山口「(田中さんも似合ってるな)」


山本「なんだコラ」

？「やんのかコラ

シティーボーイコラ」


『し、シティーボーイ………!!』

ヤバい、めっちゃ笑いそう。


？「"やんのか"って、やるんだろこれから試合なんだから。

あとシティーボーイとかやめろ。ハズカシイ」


夜久「山本、お前すぐ喧嘩ふっかけんのヤメロ。

バカに見えるから」


『言葉を失うふたり………!!』


ガチで笑いそう………!!



あ、なんか衛輔さんとあの烏野の方、和解してるし。

気が合いそうだもんな。


『あ、飛雄！』





影山「あぁ、A」


『久しぶりだな！

元気そうで良かった！』

影山「お前もな」


僕と飛雄はハイタッチをかわす。



「はぁぁぁぁぁぁぁ!!??」



『うるさっ！』

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