12話 ページ13
Aside
隙間から差し込む光が眩しくて、僕はそっと目を開けた。
『研磨先輩………?』
昨日の隣は走だったはずなのに、今日は研磨先輩が隣にいる。
走、僕の隣で寝るの嫌だったのかな?
なんか生意気でムカつく。
全員まだ眠っているようだった。
『What time is it now?』
ちょっとカッコつけて英語で言ってみた。
実際何時だよ。
僕は枕元のスマホに手を伸ばす。
?「
英語で返して来るなんて、ノリがいいな。
『おはようございます、衛輔さん』
夜久「おはよ、A」
答えてくれたのは衛輔さんだ。
夜久「よく寝れたか?」
『はい。起きたら、隣に研磨先輩がいたんで驚きましたけど』
クスクスと声を抑えて笑う衛輔さん。
『僕、トイレで身支度してきますね』
夜久「おう。いってら」
『はい。行ってきます(にこ』
夜久「(やっぱりかわいい………///)」
『さらしはまだ、鏡みないとできないんだよね』
鏡を見ながら、僕はさらしを胸に巻く。
さらしを巻くほど胸あるのかって?
実は僕、意外と胸があるんですねぇ、はい。
だから、さすがに巻かないと女だってバレるんですねぇ、はい。
『ん、上出来!』
あとは、上から体操服を着るだけ。
体操服に手を伸ばした時、
ガチャ
『え?』
?「は?」
『走………』
犬岡「っ、お前、なんつー格好してるんだよ!!?///」
『あ///
ご、ゴメン!すぐ上着る!///』
上半身はさらししか巻いてないという状態。
こんな格好、
犬岡「待て」
『へ?』
気が付くと、走は洗面台に両手をついて、僕が逃げられないようにしていた。
『な、にしてるんだよ!』
犬岡「その格好、誘ってるんだろ?」
『違うし!』
犬岡「応えてやるよ」
コイツ、なに考えてるんだ!?
束の間、走は僕の首筋に吸い付いてきた。
『っぁ、ん………ふ………』
犬岡「スッゲーかわいいな、声」
『なっ!』
犬岡「もしかして、首弱い?」
『分かってんなら止めろよ………!!』
犬岡「い・や」
『………………っ///ぃや、ぁんん///………そぉ、やめっ………!っん』
走は、吸い付くのを止めて、舌なめずりをした。
犬岡「ごめん、ちょっとつけ過ぎた」
『反省の色は全く見えないんだけど!?』
なんなんだよ!
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サクラ - コメントありがとうございます!研磨、私も好きです!自分で書いててドキドキしてます! (2018年9月25日 18時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ!!ときめきが止まりません!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください! (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました!見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です!ありがとうございます! (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね!!こういうのはほんとワクワクします!!更新頑張ってください!!よければ私の作品も…なんておこがましい!!頑張ってください!(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ガースー - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります\(^o^)/頑張って下さい!応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラ | 作成日時:2018年8月20日 11時