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日下瑛二
忍霧「おい、なにをしている」
一向に指をコインに乗せようとしない駆堂くんに忍霧くんはそう言い放った
駆堂「…やってられっかよこんなの。
テメーらもバカか。あんなふざけた野郎の言いなりになりやがって
だいたい、なにがコックリさんだ。
小学生のガキじゃねーんだよ」
忍霧「……言動はガキそのものだがな」
駆堂「あァ…？」
忍霧くんの火に油を注ぐような発言に腹を立てた駆堂くんは、
忍霧くんに顔をぐいとちかづけ睨みつけた
そして負けじと忍霧くんも睨み返す
…俺からしたら、どっちもまだ子供だ
入出「…駆堂さん、どうしても嫌ですか？」
駆堂「あ…？」
入出「ちょこっと、第1関節ちょんってするだけでいいんで」
駆堂「ぜってーヤダ！」
「乗せてくれたら、好きな食べ物分けてあげるよ」
入出「ピーマン、これから俺が全部食べますんで」
駆堂「…チッ、仕方ねぇな」
余程ピーマンが嫌いなのか、駆堂くんはやっと指を乗せてくれた
こんな性格だけど、意外と素直な子だ
「よし、じゃあはじめようか」
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蝉
ゲームに参加しない人達はシアタールームにて見学することとなり、
みんなで大きなスクリーンに映っている5人の様子を観覧していた
パカ「フフ、ようやく開幕ですね」
路々森「『たたり姫』が向こう側で良かったじゃないか」
鬼ヶ崎「なんでえ？たたり姫って」
路々森「あのお嬢さんの通り名さ。
彼女、オカルトものはかなり精通しているはずだよ」
そんな話を右から左へ流しながら、
俺はさっきの映像を思い出す
…いや、あいつの事を思い出す
家族のように接してくれたあいつ
本名もわかんない俺を拾ってくれたあいつ
殺し屋によって殺された…あいつ…
「…っ、」
あいつの事を考えると、酷い耳鳴りが俺を襲う
そして、前はなかった頭痛までもが俺に降りかかる
俺は我慢できなくなって、シアタールームを後にした
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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか？このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (
レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみにしています！ (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2020年2月26日 18時
