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日下瑛二
あの後もう一度コックリさんに呼びかけてみたものの、
何度やっても示されるのは『アカツキ』で…
更屋敷「やっぱり3つ目の条件はクリアしてない」
駆堂「こいつ生きてるしな」
入出「俺生きてます！」
更屋敷「…途中で指、離したから…」
「まだいるだろうね、この部屋に」
しんと静まり返る部屋
最初にその静寂を破ったのは駆堂くんだった
駆堂「…で？これどーすんだよ」
忍霧「条件を変更することはできないのか…？」
きっとこのゲームのことを1番よく知っているであろう更屋敷さんの方へと視線が集まる
しかし当の本人は恐怖で顔を真っ青にし、震えていた
「…更屋敷さん、大丈夫？」
更屋敷「あっ…え、と……」
これはダメだ…
なんて考えていたら、入出くんが突然忍霧くんを指さした
いや、正確には“忍霧くんの後ろ”を指さした
忍霧「どうした？」
入出「や、あの…やっぱり、後ろにいました」
忍霧くんの後ろには、
真っ黒な肌をに白いワンピースを着ている女の人が椅子に座っていた
駆堂「テメー！！どっから入った！！」
「さっきまで…いなかった、よね？」
突然のことに、みんなは驚きの表情を隠せていない
しかし入出くんだけは違った
スタスタと女の人の元へ歩いていき、話しかけ始めたのだ
入出「君は一体どなたですか…？お名前、教えていただけますか？」
すると女の人はぎゅっと入出くんの左手を掴んだ
女「…オ水、アリガトウ」
入出「どういたしまして」
女「友達ニナッテクレル？」
入出「いいですよ」
女「ウレシイ…ジャア、
一緒ニ来テ？一緒ニ焼カレマショ？
一緒ニ死ンデ、クレルンダヨネェ？」
女がそう言っているのに対して、
入出くんは特に驚いた様子も見せず、
ただ黙ったまま女の人をみつめている
女「…ホラ、ソウヤッテスグ忘レル」
"嘘つき"
すると突然、女の人が発火し始めた
駆堂「おい…勝手に燃えてんぞ…」
忍霧「離れろ入出！！」
「入出くん！」
入出「…友達には、なれますよ。
一緒には行けないですけど…
約束、俺破ったことないんです。
全部終わったら、必ず」
入出くんがそう言って女の人の手を握ると、
女の人はふわっと消えていった
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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか？このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (
レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみにしています！ (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2020年2月26日 18時
