当たりと外れ ページ17
自然と脳が覚醒して目が覚めた。どうやら私はあのまま寝ていたようだ。
昨日とは違い、全くもって夢を覚えていないので睡眠の質が良かったのだろう。
私が寝室として使っている部屋は日当たりが良く、ちょうど私はその光で起きたのだろう。人間は太陽の光を浴びると自然と目が覚めるらしいからな。
枕元にあるはずの携帯を手探りで探した。
ここら辺に置いたはずなの、どこにいった？
私は仕方なく上体を起こすと自分がさっき探っていたもう少し離れた場所に置いてあった。
携帯を開き時刻を確認すると６時半過ぎだった。メッセージも来ていたようで、開いてみるとメッセージの送り主は早川と書かれていた。
名前、面白みがない。どうやらマキマちゃんから私のアドレスを聞いたらしい。
マキマちゃん…プライバシー…
予定を細かく教えてくれ、一番最初は７時からマキマちゃんの送り迎えらしい。
現在時刻、６時36分
私はすぐに身支度を始めた。
ガチで走って東京本部についた時間は53分。5分前だから許してほしいと思っていると、思う既に車が用意してあり、アキとマキマちゃんは乗っていた。
急いで車の助手席に乗るとアキに遅いぞと言われた。
「5分前じゃん…！！アキ達が早いんだよ…！！」
「Aちゃん。おはよう。」
「あ、おはようマキマちゃん」
「…お前は敬語は？」
「誰に対して？」
「俺とマキマさんに決まってるだろ。」
「あー、マキマちゃんはタメ口は嫌…？」
シートベルトをつけると車はすぐに発進した。アキに敬語の件について聞かれたので、マキマちゃんなら断らないと思ってわざと聞いてみた。
「ううん。むしろ新鮮で嬉しいかな。」
「…です！」
「ですって…お前さあ。俺は？俺は許していないぞ。」
「長い単純に、アキ先輩とアキだったらアキでしょ。二酸化炭素がもったいない」
「二酸化炭素をもったいがるな。」
え〜だって〜というとアキは諦めたようでため息を吐くともういいといった。私の勝利だね。
いつの間にか大きな建物が建っている場所にやってきた。
マキマちゃんが降りてアキと二人きりになった。気まずいと言われれば気まずいが、アキは何とも思っていない様子だったので気まずくないと言われればさほど気まずくない。
「アキってさバディいるの？」
知っているけれど聞いてみた。この質問で会話が続きそうだと判断したからだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
