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8、反則?いやいやセーフですよ ページ9

第一次試験を受ける人は私についてきてください

試験管に言われ、受験生もそれに続いて歩き出す



『……あれ?』



なんか歩くスピード速くなってない?



全員が走り始めたところで、紳士服の試験管が口を開いた



「申し遅れましたが私、一次試験担当官のサトツと申します。これより皆様を二次試験会場へ案内いたします」


「二次……?ってことは一次は?」



受験生の一人が、みんなが思ってるであろう疑問をぶつける


「もう始まっているのでございます」



試験管のサトツさんは続けた



「二次試験会場まで私について来ること。これが一次試験でございます」


場所や到着時刻は教えてくれない。

どこまで走ればいいのかもわからないなんてすごく嫌なテストだ




(まぁ、私には関係ないか)



毎度お馴染みのポシェットを探ってお目当てのものを取り出す




『タラララッタラーン。空飛ぶこたつ〜』



いきなりこたつが現れたからか、周りの人は驚いた声を上げる

こたつは私が乗り込むとふわふわと浮かび上がり、そして進んだ。




「おい、ガキ汚ねーぞ!そりゃ反則じゃねーかオイ!!」



横の方から怒ったような男の声がした。

十中八九私のことだろうなぁ、とそっちを向くとその人の怒りの矛先は私ではない別の人物に向けられていた

あ、キルアじゃん。スケボーに乗ってて注意されたのか




「何で?」

キルアが不思議そうにグラサンをかけた人に尋ねた


『何でっておま…こりゃ持久力のテストなんだぞ』



え、そうなの。
やべ、持久力とか皆無なんだけど



内心、すぐにでも試験管にこたつから降りるように言われるんじゃないかとビクビクしてると、そのグラサンの隣にいた少年が口を開いた



「違うよ。試験管は付いて来いって言っただけだもんね」


「ゴン!!てめぇどっちの味方だ!?」



あの少年はゴン君って言うのか。ゴン君ナイス。そうだよ、持久力のテストだなんて一言も言ってないもんね。あーよかった

ホッとしていると、スケボー少年キルアがこっちを指差して言った



「俺が反則ならそこで飛んでるやつも反則……ってA!?」


『や』









“反則?いやいやセーフですよ”




(すごい!どうやって飛んでるの!?)

(A!お前何やってんだよ!)


(見ての通り、こたつに入ってみかん食べながら漫画読んでる)


(自分の家か!!)

9、こたつ乗車権争奪戦→←7、ハンター試験開始



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ぞーちゃん - 服が溶けるスプレー 密かにかかったところツボったw (2022年2月7日 21時) (レス) @page36 id: 52c1b104ce (このIDを非表示/違反報告)
たま - 小5だけどわかった自分が悲しいです。まあ、いつもイルミ可愛い(//∇//)っていったり同級生撫でてるので耐性ついてますが… (2020年2月1日 6時) (レス) id: 8b4886368e (このIDを非表示/違反報告)
9歳 - ヒソカの息子が大きくなったって本当はどういう意味なんですか?意味知ったら何かあるんですか? (2020年1月5日 20時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーだー(プロフ) - とても面白いです最終試験のヒソカ戦よくよく考えるとすごい絵面ですよね笑いが止まりません (2019年11月26日 20時) (レス) id: ba0ba35351 (このIDを非表示/違反報告)
るみ - 話の最後にあるプチ物語みたいのめっちゃ面白くて好きw (2019年1月28日 8時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜美 | 作成日時:2015年2月18日 11時

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