《H×H》勉強とか就職とか色々面倒くさいのでハンターを目指そうと思います1（ギャグ&逆ハー）

29、命を賭けた決闘 ページ30

あれからヒソカさんの腕から抜けようと足掻いたがまったく抜け出せなかったので、もう諦めた

むしろこの状況を楽しもうってスタンスに切り替えた。環境適応能力だけは無駄に高いので




『ヒソカさんの腕固いなー。筋肉ってこんな固いんですね』



ペチペチとヒソカさんの腕を触る

触ってる途中にヒソカさんが「ああっ❤」ってやけにセクスィーな声を出したけど無視しました

自分の二の腕を掴んでみた。肉がたくさんつまめて泣きたくなった



その後、ヒソカさんは私からすっと手を離すと

「Aはここにいてね❤」

と言って立ち上がった。


そして茂みに向かって呼びかける




「さぁ、出てきなよ❤いるんだろ？来ないならこっちから行こうかな」


『ヒソカさん、目が悪くなりましたか？一人で何やってるんですか？』



そう言うと笑顔でトランプを1枚足元に投げられた。黙ってそこで大人しくしてろってことですね。はい。



すると、茂みから槍を持ったおじさんがガサッと出てきた。あ、人いたんだ。




「手合わせ願おう」



マジかこのおじさん。命知らずだな

よくこんな殺人鬼に挑めるなーとちょっと感心していると、ヒソカさんが一言



「死ぬよ♠」



と笑顔で言った


って、お前が殺すんだろうが！何で他人事なんだよ！



その後、二人の間で激しい攻防が行われる



え？私ですか？
地上は危険だと判断したので充電が完了した空飛ぶこたつに乗って高みの見物です

さっき私達が寄りかかってた木がおじさんの槍によって折られたし。よかった、あそこにいなくて


そしてまた二人の闘いに目を落とす




『……あれ？』



ふと感じる違和感

いつものヒソカさんならすぐ決着つくのに。なんでこんなに戦いが長引いているんだろう


1人考えていると男が叫んだ




「ヒソカ！なぜ攻撃してこない！」



男の問いにヒソカさんは笑顔を崩さずに言い放った




「このままよけていれば君は勝手に死ぬから♦」


『！！』








“命を賭けた決闘”


(男の背後ではおびただしい数の好血蝶が飛び交っていた)

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