28、ラッキーガール ページ29
『あー、プレート探し面倒くさい。もうずっとこのテントの中でゴロゴロしてたい…』
結局あれから2日経って今日でゼビル島3日目だ
1日目は疲れてたから寝て
2日目はテントの中から受験生を見張るって名目でゲームに没頭した
このままじゃ残り時間全部ゲームに費やしてしまいそうだ
仕方ない、とのそのそと重い腰をあげてテントをでた
『モ○ハンやって狩りのイメージはバッチリなんだけどな〜』
現実はゲームの世界みたいにうまくはいかない。さて、どっちの方向に進もうか
棒を倒して倒れた方にでも行こうかな、と思っていると空から何かが飛んでくるのが見えた。
『鳥?』
そのまま見ていると飛行物体はどんどんと近寄ってきて
“スコンッ”
『あいたっ!!』
私のおでこに直撃した
『いっつ〜…頭割れるかと思った…』
何なんだよ一体!何が降ってきたんだよ!
文句を言いながらその飛行物体を拾い上げる
『え、プレート?』
それは197番のナンバープレートだった。え、何これラッキー
最高でもあと2つ集めればいいんじゃん!
『よっしゃー!ちょっとやる気出てきたぞー!』
えいえいおー、と拳を上げて棒が倒れた方向に歩き出した
_______________
『じゅーかいはつづくーよ。どーこまでもー』
あれから1時間ほど歩いたが、全くと言っていいほど人に会わない!
あれ、これ本当に人いるんだよね?心配になってくるんだけど
『……誰でもいいから人の姿を確認したい』
そう呟き、ガサガサと茂みをかき分けて抜けると広場のような広い場所に出た
『…………げ』
「おや、Aじゃないか♦」
そこにはヒソカさんが木を背もたれにして座っていた
『失礼しましたー』
「待ちなよ♣」
『ぎゃああ!何これ!?引き寄せられるうぅぅ!!』
見えない何かに引っ張られるように、ヒソカさんの方に引き寄せられた
「うん、やっぱり便利。僕のバンジーガム❤」
『便利じゃないです!迷惑です!嫌あぁあ!変態がうつるぅうう!!』
「失敬な♣」
パニックになってたからとはいえ、よくもまぁヒソカさんにこんな口を聞けたなと自分でも後から思った
“ラッキーガール”
(プレートが降ってきたのはラッキーだったけど)
(奇術師と出会ってしまったことはそれを打ち消すほどのアンラッキー)
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ぞーちゃん - 服が溶けるスプレー 密かにかかったところツボったw (2022年2月7日 21時) (レス) @page36 id: 52c1b104ce (このIDを非表示/違反報告)
たま - 小5だけどわかった自分が悲しいです。まあ、いつもイルミ可愛い(//∇//)っていったり同級生撫でてるので耐性ついてますが… (2020年2月1日 6時) (レス) id: 8b4886368e (このIDを非表示/違反報告)
9歳 - ヒソカの息子が大きくなったって本当はどういう意味なんですか?意味知ったら何かあるんですか? (2020年1月5日 20時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーだー(プロフ) - とても面白いです最終試験のヒソカ戦よくよく考えるとすごい絵面ですよね笑いが止まりません (2019年11月26日 20時) (レス) id: ba0ba35351 (このIDを非表示/違反報告)
るみ - 話の最後にあるプチ物語みたいのめっちゃ面白くて好きw (2019年1月28日 8時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜美 | 作成日時:2015年2月18日 11時