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禰豆子side








「Aさーん!もう直ぐ晩ご飯だよー」



森で竹を集めていたAさんは気づいたのか手を振ってくれた。





しばらくその場で待っているとAさんが来てくれた。






『危ないだろ、女の子一人で来たら…炭十郎と炭治郎は何も言わなかったのか?』





持っていた包みを自然の動作で持ってくれる。




(……そういうところ、本当にずるい)




「…家からそんなに離れてないし大丈夫だよ、それに何かあったら大声で叫ぶから!」






私とAは並んで歩き始める。




「……その時はAが守ってくれるでしょ?」





(自分で言っていて恥ずかしい…)



反応が気になって彼の顔を覗く。






でもAは自信に満ちた顔をしていた。


『うん、俺の側にいれば絶対助けてやるよ』





私だけじゃない。


Aは私達、家族を助けると言ってくれた気がした。





(今はそれだけで十分幸せだよ)









でもいつか私があなたに似合う女性になれたら、その時は……





(……私を一番に想ってくれますか?なんちゃって)







顔が熱くなる。





でもふわっと私の肩に着物がかけられた。



『寒くなってきたろ?早めに帰ろうか』




「!…はい」






日が落ちてきていた。






遠目で家の方向から湯気が上がっていた。






全員Aの帰りを待っているに違いない。






私はAの手を掴んで走った。




「急ごう!みんなまちくだびれちゃってるだろうし!」






『ああ!急ごうか』




彼の手は義手だ。でも手袋をはめた彼の手は温かく感じた。

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らいむ(プロフ) - 鬼滅隊ではなく鬼殺隊ですよ!あと雷柱ではなく鳴柱です! (2020年4月25日 9時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲオレンジジュース推し(?(プロフ) - 真の呼吸てなんかかっこいいですね!w技名?どんな感じになるか楽しみです(●´艸`●)ニヒヒ♪ (2019年5月19日 16時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - オレンジジュース()さん» ありがとうございますm(_ _)mこう言ったコメントを貰うと励みになります!!これからも出来る限り更新していけるように頑張ります! (2019年5月14日 19時) (レス) id: b098c84efb (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース() - ワタシアナタの作品ダイスキなのでこれからも頑張って下さいガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!! (2019年5月14日 12時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジルア | 作成日時:2019年5月1日 19時

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