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国見母「Aちゃん〜、まだいるかしら?」



貴「あ!英ちゃんママ!いるよ〜」



国見母「さっきお母さんから連絡あってね、入金してくれたそうよ」







母さんが部屋をノックして、入ってきた。


Aの母親がお金を入金したらしい、
そんな連絡を隣の家の母親に伝えねぇだろ。





伝えるならAと直接話せよって俺はいつもイライラする。





だけどAは…。




貴「……(パァアッ そうなの!わざわざありがとう!英ちゃんママ!!」



国見母「え、ええ(微笑」



貴「よぉし!そうとなれば買い物してこなくっちゃ!!」



国見母「……Aちゃん?」






Aはヘラヘラ笑う。

たまになんでそんなに笑ってんだって、殴りたくなる。


だけど、俺がイライラしてもAは笑うから。






貴「なぁに?英ちゃんママ?」



国見母「あ、ううん。なんでもないの!」



貴「あ!わたし見たいドラマあるんだ!今日はもう帰るね!」



国見母「そ、そう?気をつけてね」



貴「大丈夫大丈夫!英ちゃんもまた明日!!」



国見「うん」






ほらまた俺は何も出来ない


どうやったらお前は泣いてくれるわけ?



俺を頼ってくれるの






ねぇいつもAは俺に答えてくれない。


俺はそんなに頼りないの、Aにとって俺はどんな存在なの?



俺に勇気さえ



力さえあれば






国見母「Aちゃん、本当はどう感じてるのかしら…」



国見「大丈夫なんかに見えないでしょ」



国見母「守ってあげなさいよ」



国見「………知らないよ」



国見母「ふふっ……ちゃんとお風呂はいって寝なさいよ〜英ちゃん♪︎」


国見「…はいはい」

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作者名:あられ猫 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月2日 22時

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