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第3話 ページ4

彼女を見ていると時間を忘れてしまっていた







彼女の顔を眺めて、どれくらい経った頃だろうか









ゆっくりと瞼が開いた









そしてまた、あの青く綺麗な瞳に俺が映る









『……ん……ここ……は……?』









ゆっくりと彼女は起き上がった









神威「やぁ、体調はどう?」









『貴方……は……?』









神威「俺は神威。浜辺で倒れてた君をここまで運んじゃったんだけど、大丈夫だった?」









『ここは……?』









神威「船の中だよ。君、名前は?」









『……名前……、、なんだっけ……』









神威「思い出せないの?」









神威「もしかして……記憶喪失ってやつ?」









『記憶喪失……』









神威「君はどこから来たの?」









『わかりません……』









神威「ご家族は?」









『わかりません……』









神威「どうしてあそこに?」









『何も……思い出せないんです……』









今にも泣きそうな顔の彼女









神威「あちゃー……こりゃ記憶喪失だね、わかる事から話せる?」









『わかる事……な…なにも……わかんないんです……すいません……』









神威「あーあー、泣かないで泣かないで?んー、じゃあ、思い出すまで此処に居ればいいよ。」









『え……ここに?……いいんですか?』









神威「うん。でも部屋は俺と同室になっちゃうけど、嫌がらないでね?」









『は、はい、神威さん、何か色々とありがとうございます』









神威「いいえ〜。困った事あったらいつでも言ってネ。あ、それと、この部屋からは出ちゃダメだよ?」









『どうしてですか?』









神威「俺は海賊でね。この船は海賊船なんだ。女がいると分かれば襲いに来る輩もいると思うしさ。」









『海賊船……女の人は……?』









神威「いないよ。夜兎にはもう女は一人しかいないから。」









『夜兎?』









神威「俺は人間じゃない。天人みたいなもんなんだヨ。絶滅寸前と言われている夜兎。人間より遥かに力があるから、船内勝手に出歩けば襲われるよ?」









『ど、どうすれば……?』

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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風花(プロフ) - みづきさん» コメントありがとうございます!!無事完結しました!ありがとうございました!! (2019年9月20日 19時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます!こんな素晴らしい作品をありがとうございます!大泣きしました…。更新応援してます! (2019年9月18日 1時) (レス) id: 05a7ae8b8e (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - ナルト&マギ&銀魂LOVE♪の朱雀さん» そこまで言っていただけて超絶嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります!! (2019年7月4日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナルト&マギ&銀魂LOVE♪の朱雀 - 感動しすぎて涙腺崩壊してます!神威の話の中でも一番泣いたと思います!更新応援してます! (2019年7月4日 19時) (レス) id: 0c127cafe1 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - とうふさん» コメントありがとうございます!!頑張ります!!これからもよろしくお願いします!!笑笑 (2019年5月26日 17時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2019年4月5日 21時

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