52羽 ページ3
月夜に照らされる小芭内さんはとても妖艶に見える。
『月ですか?』
小芭内「あぁ…太陽に照らされるAももちろん似合うが、俺は儚く消えてしまいそうなほど柔い光の月の方が似合うと思う」
『…小芭内さんの言葉はとても綺麗ですね』
小芭内「言葉?」
『はい』
驚く小芭内さんを横目に月を見上げた
『嘘や偽りが見えなくて、雲ひとつない空みたいですね』
小芭内「…そんな綺麗なものじゃないさ」
小芭内さんは私と同じように顔を上にあげ、月をみた。
『そうですか?小芭内さんはきっと自分で思ってるより、とても繊細で綺麗な方ですよ!』
小芭内「そんなことを言うのは君くらいだろう。」
優しく抱きしめられびっくりして固まる
顔が…あつくなる…
『え、あの…小芭内さ、』
小芭内「あぁ、すまない。通行人に当たってしまうと思ってとっさに…」
『あ、なるほど…びっくりしました…』
しのぶ「なにが通行人ですか!」
ピキってるおねーちゃん久々に見た
小芭内「…」
『しのぶおねーちゃん!ただいま!』
しのぶ「おかえりなさいA。
伊黒さん?お分かりだと思いますがAはまだ若いのですからね」
小芭内「…分かっている」
しのぶ「全く、屋敷前で何してるのでしょうね」
小芭内「…すまない」
小芭内さんはなかなか謝らないことで有名なのに
しのぶおねーちゃんの圧力に負けたのか謝る小芭内さん
はぁっとため息をつくおねーちゃん。
しのぶ「A楽しめましたか?」
と頭を撫で微笑むしのぶおねーちゃんに頷く
そうですかと続けるおねーちゃんは
やっぱり綺麗で憧れる。
小芭内さんはずっと居心地が悪そうにこっちを見つめていたが、相変わらず優しくお顔をしていて、こっちまで口角が上がってしまう
その後
小芭内さんにお礼を伝え、解散した
しのぶおねーちゃんと屋敷に入ると
ぐったりと倒れ込む伊之助と炭治郎を発見する
『あれ?伊之助と炭治郎?』
おねーちゃんはサラッと今日から機能回復訓練を始めたんですよ〜と言っていたけど
機能回復訓練は本当にキツいので伊之助の気持ちが分かりすぎる
頑張れみんな!
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をををを - 気になりすぎるぅぅぅ!!!!!!頑張ってください!!!!! (9月30日 0時) (レス) @page5 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅが | 作成日時:2023年6月26日 15時