42 ページ43
「Aお嬢様、そろそろ帰らないとお母様がご心配なさって……」
「ええ!帰っちゃうの!?一緒に泊まろうよ!」
『え、ゴンくんたちここで泊まってたの?』
「そうだよ!」
『あーじゃあわたしも泊まろうかなあ』
「「!?!!?」」
「なっ!?お嬢様、しかしながらこんな狭い部屋では……!」
『いやいや、私の部屋も広くないですし大丈夫ですよ!』
それに皆で泊まりとか楽しいじゃん?あれ、私だけ?
「で、では、お風呂は湧いておりますのでどうぞごゆっくり!今お嬢様の家の者に着替えを持ってくるよう指示致しますので……!」
『シークアントさん、そんなに気を使わなくても……』
「い、いいやいやいやいや!(ゾルディック家に気に入られているA様に粗相なんてしたら俺の命ねぇよ……!!)」
『うーん……まあ仕方ないか。じゃあお言葉に甘えてお先失礼します』
「行ってらっしゃーい!」
小屋のお風呂は雰囲気に合わせて木造だった
しかし雰囲気に合わないこの桶の重さは何?なんで素っ裸で踏ん張ってんの私
それにシャワーとか足に落としたらバッキバキになるところだったよ。イヤマジデ……
無事に上がったはいいものの次に頭を抱えたのはドライヤーだった
重い上に私の髪の毛が長いからなかなか乾かない……!
『うぉぉおおおお……ふんぬうううう……!!!』
「A?!大丈夫か……?」
『くらぴか……うおおおおぉ……』
「は、入っても大丈夫か!?」
『え……うん……???』
私に何かあったのかと心配して入ってきたクラピカは私の様子を見て安堵したようだった
「ドライヤーか……Aの髪は長いからな。私が乾かそう」
『ええ……!?申し訳ないよ』
「構わない。それにいい特訓になるしな」
ドライヤーを私の手から取るとサラサラという心地のいい手で髪が解けていくのを感じた
「Aの髪はとても綺麗だな」
『そう?結構傷んでるよ』
それにクラピカの金髪サラサラヘアを隣に置かれるとあまりにも自分が惨めになるからやめて頂きたい
「っ!」
『ん?クラピカ?』
「っすまない!!わ、私はなんてこと……!」
『え、何、何?』
しばらく暖かい風と優しい手を堪能していたというのに突然クラピカはドライヤーを返してどこかへ行ってしまった。いや、重っ
『……え、え?』
214人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - ひよこクラブさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですがよろしいですか?これからも更新応援してます💖 (2月9日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - g9bdoさん» うわわ!ありがとうございます…!!!(>_<)♡ (2022年8月28日 12時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - めっちゃ好きです!もうほんとに最高(。♡‿♡。) (2022年8月27日 15時) (レス) @page47 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - 焼き鮭さん» ありがとうございます……!!!!コメントが本当にモチベになるのでたくさん頑張ります…!! (2022年7月12日 7時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭 - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2022年7月11日 10時) (レス) @page23 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひよこクラブ | 作成日時:2022年6月17日 15時