伝説の始末屋

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「……そうか。もちろん無理はさせない。AちゃんはAちゃんだ。自由にするといい。

ただ、これからもゾルディック家と仲良くしてくれると嬉しいな」



『あ、はい！それはもちろんです


……ところで、キルアは……？』



「……あの子は拷問部屋だ」



『…様子を見に行ってもいいですか？』



「ああ。」



…
noside



Aが部屋を出た瞬間、どこかに身を潜めていた執事が姿を現しシルバに問いかける



「シルバ様、よろしいのですか？無理はさせない、などと…」


「なにがだ」


「‪A様に自由を与えてしまったらゾルディック家と疎遠になる可能性が現れてしまいます」


「あの子は辞めたとしても絶対にゾルディック家とは縁を切らない。そうなるように俺の息子たちと仲良くさせたからな



それに、俺が言えたことじゃあないが、俺の息子達は執着心が異常に強い



もちろん手放す気などないだろう」



そう言って笑うシルバを横目にAに同情する執事がいたとかいなかったとか



…


長い廊下を抜けて拷問部屋に入ると拷問しているのはミルキだった



『ミルキ』



「！A……な、なんでここに」



久しぶりに顔みたなぁ


…また太った？



「…A？」



『あ、キルア、大丈夫？』



「ああ。痛くも痒くもねぇよ」



「あ！？何言ってんだテメェ！！！」




『っ……ミルキ。』



「だってこいつ俺を刺したんだぜ！？」



『まあそれは……うん……まあね……』



ごめん、それはキルアが悪い



まあそんなこと言ったらキルアが拗ねるから言わないけど



「A！どっちの味方だよ！」



『あはは……いやでもちょっとやりすぎだと思うよ、ミルキ』



「……！！」



『あのね、少しだけキルアと2人で話がしたいんだけどダメかな』



「………………ﾁｯ」



おお、まさか言うこと聞いてくれるとは



「豚くんってばAのこと大好きだからなぁ〜」



「あ！？！？キルア！！てめえ！！何言ってんだ！！！！そ、そんな訳ねぇだろ！！！！！！！！！！」




『そんな否定せんでも』



確かにミルキの恋愛対象は2次元っぽいけどそこまで拒絶されると普通に傷つくよ？

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