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目を覚ましたのはそれから11時間後の事だった
『……おああ……身体硬い……』
「あら、起きたの?」
『お母さん……久々にこんな寝たわ……』
「休ませてあげたいけど残念、シルバさんのとこに報告よ」
『ああああああ……』
「ほらさっさと動く!」
『いだい!ケツ叩かないで!!!』
お母さんはゾルディック家のように拷問だったり毒だったりの痛い育てかたはしないけれどもうちょっと優しく娘を扱うべきだと思う
…
若干だるい身体を何とか起こしてゾルディック家に向かうと何やら数人の人影が見えてきた
……あれ、見覚えのある格好だ
『お、ゴンくんたちじゃん』
「!?A!?」
「へっ!?Aちゃん!?」
『久しぶり!キルアに会いに来たのかな?』
「うん!この扉を開けるまで特訓してるんだ!」
「Aお嬢様!?」
『こんにちは〜シークアントさん』
「ほ、ほらお前たちどきな!お嬢様がお通りだぞ!」
『あはは、お構いなく。で、開けれるようになった?』
「……まだもう少し特訓が必要みたいだ」
『そっかあ。私もこの扉嫌い』
「まあ、Aちゃんは番犬が匂い覚えてくれてそうだもんなぁ……」
『ん?ミケ?ああ、覚えてくれてるけど門はいつも開けてるよ』
「「「!?!!!?!?」」」
『今日はちょっと仕事で報告したくてね。
報告終わったら私も特訓付き合っていい?』
「え!むしろいいの!?」
『暇だしね……ふんっ……!!!』
「す、すげぇ……まさかAちゃんにこんな力があるとは……」
『タイミング……が……大事なん……だよ゛!!』
後でねと言う前に閉まってしまった扉を睨み、これでもかと言うくらい喜ぶミケの背中に乗せてもらって屋敷へと向かった
そういえばキルアの様子が気になるなあ。多分拷問されてると思うけど…
『シルバさん、Aです』
「入ってくれ
初仕事、どうだったかな?」
『まあまあ……ですかね。あまり死体になれてないのでいい気分では無いですけど』
「そうか。心配していたんだ。Aちゃんがもうやらないって言ったらどうしようかってね」
『まあ、それは無いと……思います』
多分イルミ、私が勢いで始末屋辞めるっていったことシルバさんには言わなかったんだな
ていうか言ってたらゾルディック家どころか執事まで大騒ぎになるだろうしなぁ…
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マニ。(プロフ) - ひよこクラブさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですがよろしいですか?これからも更新応援してます💖 (2月9日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - g9bdoさん» うわわ!ありがとうございます…!!!(>_<)♡ (2022年8月28日 12時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - めっちゃ好きです!もうほんとに最高(。♡‿♡。) (2022年8月27日 15時) (レス) @page47 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - 焼き鮭さん» ありがとうございます……!!!!コメントが本当にモチベになるのでたくさん頑張ります…!! (2022年7月12日 7時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭 - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2022年7月11日 10時) (レス) @page23 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこクラブ | 作成日時:2022年6月17日 15時