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そして当日。仕事用の服に着替えて軽くメイクをしているとイルミが入ってきた
『ノックくらいしようよ』
「……遅かったか」
『何が???』
イルミは待たせると私の部屋を物色し出すから急いでリップをつける
こいつこの前私の下着探してたからね。さすがに警察に突き出したいかな
『よし、行こうか』
「うん」
…
始末屋の仕事は死i体の処理。そこには何も無かったかのように跡形もなく掃除する
私の家系ではゾルディック家と並ぶに足るほどなので、勿論死i体の処理は1分以内で終わらせなきゃ行けないし血i痕だけでなく髪の毛1本でも残しては行けない
だからこそ私の持った念能力は恐ろしい程に向いているし両親にも重宝された
ただ問題としては私にグ口耐性があまりないということ
『……ということだからグ口くない方法でやってね』
「血一滴も垂らさずにやるから安心してよ」
『あそう……』
まあイルミなら針でグサグサとやって終わりだろうけど
「ここだよ」
着いた場所は普通のビル
しかし地下に行くとどんどん不穏な空気になっていき、着いたと思ったら銃を持ったスーツ姿の男たちがこちらを見る
「誰だテメェ?あぁ?」
「遠慮はいらん、撃て」
『(物騒だなぁ)』
しかし、銃声が鳴り響くことはなく一瞬にして皆が倒れて行った
『……この量処理すんの……』
「俺先に下行ってるからよろしく」
『はいはい……』
体液や髪の毛などの証拠になるものを全て処理してから一人一人の体温を測っていく
ちなみに両親は血流を止め、肢体を切り落としてからコンパクトにまとめて運ぶなどというそれはそれはグ口いことをするが私はそんなこと出来ないため大人しく念能力を使います
『イルミ、他は……ってもう全員やったんだ』
「うん。これがマフィアの頭ね」
全員の軽い処理を完了して目測と計測した人物の特徴を全て暗記する
『……よし、じゃあいくよ』
「うん」
息を整えて事象、存在を全て念能力で''無かった''ことにした
「……ほんとに居なくなった。しかも誰をやったのかもう覚えてない」
『そりゃあそうだろうね』
しかし存在を無かったことにできるのは死i体だけ。出来てもしないけど
『ふぁ…………眠い』
「うん、お疲れ様。母さんAの能力見れて多分感動してるよ」
『キキョウさん見てたんだ……』
「まあね」
私はそのまま揺れる視界に酔って目を閉じた
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マニ。(プロフ) - ひよこクラブさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですがよろしいですか?これからも更新応援してます💖 (2月9日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - g9bdoさん» うわわ!ありがとうございます…!!!(>_<)♡ (2022年8月28日 12時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
g9bdo(プロフ) - めっちゃ好きです!もうほんとに最高(。♡‿♡。) (2022年8月27日 15時) (レス) @page47 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこクラブ(プロフ) - 焼き鮭さん» ありがとうございます……!!!!コメントが本当にモチベになるのでたくさん頑張ります…!! (2022年7月12日 7時) (レス) id: 2362b3c196 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭 - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2022年7月11日 10時) (レス) @page23 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこクラブ | 作成日時:2022年6月17日 15時