伝説の始末屋

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「無理だね


お前に友達なんかできっこないよ


お前は人というものを殺せるか殺せないかでしか判断できない


そう教えこまれたからね



今のお前にはゴンが眩しすぎて測りきれないでいるだけだ


友達になりたいわけじゃない」



「ちがう……」



「彼の傍にいれば、いつかお前は彼を殺したくなるよ


殺せるか、殺せないか、試したくなる



なぜなら、お前は根っからの『イルミ！』


……さっきも言ったよね？Aは黙っててって」



『確かに私は家族じゃないけど、キルアが生まれた頃からずっと一緒にいる


私にだって意見する権利くらいあると思うけど』



「ないね。所詮殺し屋と始末屋の関係でしかないんだから」



『……あーそうですか！！！じゃあ私始末屋辞める！！』



「は？」



『そうすればイルミと縁切れるし』



「は？？」



『あ、でもキルアとは縁切らないよ。それは私の自由だもん』



「ちょっと待って、何言って」



『私の大切な人を傷つけんなって言ってんの。分かんない？』



「！A……」



『イルミの気持ちも分からなくはないけど流石にやりす「Aが……俺と……縁を切る……？は……？縁を……？」



…あれ、イルミさん？』



「Aと……俺が……？」



『……』



やっべーやらかしたかも



イルミから半端ないオーラがでちゃってるよ


人間ってこんなにオーラ出るんだねぇ……すごーぃ……



「嘘だよね……？冗談だろ？」



『じゃあキルアに酷いこと言ったの謝ってよ』



「A、縁を切るって、なに？どういうこと？」



言葉のキャッチボールって知ってるかな？？


豪速球ストレートしかぶちかましてこないんですけども？？？


放心状態になったイルミはフラフラと前に来たと思ったら私の肩を骨がミシミシと鳴るほどに掴んできた


『いっ……たいからはなして！』



「ねえ、A、嘘だよね？」



『っ……キルアに謝るまで嘘だって言わない！』


流石にもう骨が折れる


怪我は治るからいいけど痛いのは苦手なんだよなぁ


『っ……ぐ……』



「兄貴！！分かった、オレ降参する……！友達になりたいとも言わない……だ、からAを離して…やってくれ…」



『は……？』

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