伝説の始末屋

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服の汚れを念能力で無かったことにしてキルアを呼ぶとキルアは何故かビッショビショの状態になっていてびびった



『まてまてまて、一旦乾かそうかそれ』



「オレこんなんじゃ風邪ひかねぇし」



『風邪は引かなくても気持ち悪いでしょ？


火の近くにいればすぐに乾くから』



再び火を起こして近くに座るよう言うと意外にもキルアは素直に従った




「…A、好きなやついる？」



『なに、キルアもしかして恋バナ好きなタイプ？』



「別にいいだろ！」



『そんなムキにならんでも！？


…でも残念、いないんだなぁこれが』



「……へえ。前は？」



『え？』



「今まで彼氏とか出来たことねぇの？」



『あー


出来たよ』



「はっ！？な、んで！オレ知らない！」



いやそりゃ言ってないからな



『あはは、実は今までに2人いたの。元彼』



「2人…」



『まあ今は死んじゃったんだけど』



「……



は…？」



『イルミに殺されちゃったんだ。皆』



「…はぁ！？」



『たぶん始末屋として名高いゾルディック家の傍に置いてるのに恋人なんていらないだろとか思ってんのかなぁ。

うーん。イルミの考えてる事はよくわかんないけどあいつのせいで私が学校で疫病神扱いされたのはマジで許さん』



「いや、それ多分違うりゆ……


……はあ、Aも大変だな」




『同情ほど辛いものは無いんだぜキルアさんよ』



「…(オレも知ってたら同じことしてただろうぁ…)

ま、Aにはまだ早いってことだろ」



『いやいや、いつまで子供だと思ってんだよってね


ていうかキルアこそいないの？好きな人』



「…いるよ」




『いるの！？』



へぇ、だから年上の私にアドバイスもらおうとしてたのか？かわいいやつめ！！！




『なになに、相談ならお姉さんいつでも乗っちゃうよ？』



「調子乗んな！ていうかAには相談しねぇよ！」



『ええなんで！？』

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