伝説の始末屋

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それから湿原を走る前サトツさんが偽物だとか何とかで一時場が騒然としたがヒソカによって無事(？)解決した。


いやそれはどうでもいいんだけど、何よりもトランプの攻撃力高すぎてびびったよね。なにあれ鋼鉄で出来てるのかな。


なんて思い返しながら湿原を走っているのだけれど


『はあ……フルマラソン何回分なの……

ここ地面ぬかるんでて走りにくいし…』


「何気に走ってるのやるじゃん」



『あはは……キルアこそなんで疲れてないの……意味わからん……


あれ？キルア？』



「何気に走ってるのやるじゃん


何気に走ってるのやるじゃん


カー！！カー！！！」


…しまった、今の声はフェイクか！あの鳥…！！


ていうかいつの間に私はぐれてたんだ……？！



『キルアー！キルアー？』


…濃い霧に囲まれてるしさすがにこれは詰んだな。よし、帰ろう！


ﾄﾝﾄﾝ
『おあっ！？』


「……ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ」


『え、何、誰、誰？怖い怖い』


……いや、このオーラは…



『……イルミ？


何その顔』



「変装だよ」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ



『見ればわかるけども』



「話しかけるタイミングが掴めなくてね」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ



『ねえ、そのカタカタすごい気になるんだけど』



「オレもこれ疲れるから嫌なんだよね」


『だろうね。でもなんで変装なんか』



しかもこんな気持ち悪……不思議な格好で



「キルにバレたら厄介だからね。Aもこの姿の時はギタラクルって呼んで」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ


『ギタラクル』



「Aがいつの間にか変な方向向かってたからさ、ゴールまで連れてってあげようと思って」



『……神なの？』



「そう思うならつき『さ、行こいこ〜』



悲しいなぁ」



『そう大して思ってないくせに』



そしてこんなバカげた会話をしている間に他のみんなが大変な目にあっているなどつゆ知らず私はギタラクルと安全にゴールしました草

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